空間デザイン

建築都市工学部

小泉隆研究室・空間デザインスタジオ

インテリアから住宅、建築、パブリックスペースまでの空間デザインの研究と実践を専門とする研究室。近年は北欧諸国の空間デザインの調査を元にした書籍の刊行、展覧会、講演会などの活動に注力をしている。

空間デザインスタジオでは、次の5つを軸とした指導・活動を行なっている。

1)「名作に学ぶ」:家具、照明などのプロダクト、住宅、集合住宅、図書館、パブリックスペースほか各種建物において「名作」と名高いものから学ぶ。

2)「論に学ぶ」:各種のデザイン論、作家論など、各学生の興味に応じて、重要な文献などから「論」を学ぶ。

3)「デザインする」:課題、コンペ、実際のプロジェクトなどにおける設計やデザインを行う。

4)「テーマや視点を持つ」:卒業研究、ひいては将来にも通じるような、建築やデザインを捉えるテーマや視点を各自が持つことを目指す。

5)「旅に学ぶ」:旅先での文化や空間の実体験から学ぶものは大きい。九州、東京、関西など国内はもちろん、国外への旅も推奨。

■空間デザインスタジオのプロジェクト

・「北欧のあかり展」の展示基本計画、インスタレーション制作及び設営
小泉が企画・監修し、日本橋高島屋(2025年3月5日~3月24日)、大阪高島屋(3月27日〜4月14日)にて開催した同展覧会において、スタジオ生とともに会場基本計画及び会場設営を行なった。またその後の九州産業大学美術館での巡回展(2025年6月14日~7月27日)では、設営に加えて、建築家ユハ・レイヴィスカの光と色彩に関するインスタレーションの制作を行なった(主担当:4年木山翔太)。

・国外の建築・街並み調査
コロナ期のあけた2023年度より、スタジオ生とともに1週間程度の期間にて、海外の建築・街並みの調査旅行を実施している。国外旅行経験のきっかけづくりも意識して、実施・参加の容易さよりアジア諸国を中心に企画し、希望スタジオ生が参加する。帰国後は一般公開にて参加学生による報告会も実施。
2023年度は韓国の釜山、2024年度はベトナムのハノイへ渡航した。2025年度はタイのバンコクへ8日間の旅程を予定。

・国内の建築・街並み調査
スタジオ生とともに国内における建築・街並み調査も随時実施している。
以下に近年の来訪場所と主な見学事例を記す。

・東京(2025年6月):国立西洋美術館、代官山ヒルサイドテラス、東京カテドラル教会、葛西臨海水族園、武蔵野美術大学図書館、武蔵野プレイス

・佐賀(2025年3月):武雄市立図書館、佐賀県立博物館・図書館

・大分(2024年3月):大分県立美術館(OPAM)、JR湯布院駅、由布市ツーリストインフォメーションセンター、大分市アートプラザ、レゾナックドーム大分、大分市美術館

■プロジェクト紹介

国外建築街並み調査

北欧のあかり展 プロジェクト写真