都市デザイン工学科

建築都市工学部

2025年度入学希望者の方へ

2025年度のカリキュラムについては、以下、最新版の大学案内をご覧ください。

学科ニュース

都市デザイン工学科とは

人の生活を想う。自然と向き合う。すべてが「都市デザイン」。

都市デザイン工学科

快適な生活環境の確保はもちろん、交通網やライフラインの整備、経済基盤の充実、自然災害に対する備えなど、幅広く社会基盤整備へ貢献するのが「都市デザイン」です。社会基盤を整備する事業は生活環境だけでなく自然環境に与える影響が大きいことから、自然環境や景観への気配りも必要になります。さらに、市民やまちの施設を災害から守るため、予測・予報の高度化や避難誘導まで含めた解決策を提案できることも大切です。都市デザイン工学科では、さまざまな都市の課題を解決するため、環境緑化、景観、防災計画分野についても広く学びます。

都市デザイン工学科のホームページ

都市デザイン工学科で学ぶ理由

  • ポイント 1

    住みよい都市を建設する技術者を育成

  • ポイント 2

    専門分野をいかせる業種への高い就職率

  • ポイント 3

    大規模災害に備えた都市防災教育の充実

教育・研究・社会貢献などの特色

都市をデザインするプロフェッショナルの育成

都市防災や生物多様性など社会的要望の大きいテーマについて「土木デザイン」「都市防災」「まちづくり」「環境緑化」の4分野を軸に学修する、都市デザイン技術者養成カリキュラム。日本技術者教育認定機構(JABEE)に認定された、国際的に通用する教育プログラムです。

地域の文化と自然を活かすワークショップ

登山道を住民・行政・本学教員・学生が共同で活用策を考案。古民家を空き家対策でリノベーション、竹林の山を灯明祭で文化的に活用するなど、持続可能な地域をつくる支援と連動したプロジェクトを行います。

自然災害と折り合う社会のために

ここ数年、九州だけでも桜島の噴火、熊本地震、九州北部豪雨など自然災害が頻発しています。火山活動や地震などによる斜面崩壊を低減する草木の導入や、都市型水害による被害をグリーンインフラによって低減する新技術を行政・産業界とともに提案します。

4年間の流れ

都市デザイン工学科

カリキュラム

授業紹介

環境水理実習

環境に配慮した開発ができているか、動植物が教えてくれます。

この実習科目では、水理学に関する室内実験、水環境に関する水質分析、生態学に関する現地での実習を経験することにより、座学で学ぶ内容と実際の様子を結びつけ、専門知識の理解を深めることを目的としています。写真は、環境の保全・保護・再生の観点から、環境を構成する動植物を定性的・定量的に把握する技術を学ぶ生態学的調査手法の実習風景です。

都市防災学 Ⅰ

過去の災害から学び、頻発する自然災害から人々を守ります。

風水害(洪水災害や土砂災害、高潮災害)、地震・津波災害、火山災害の事例から災害が発生する仕組み(自然現象と死者が発生する原因)と土木構造物による災害対策を学びます。特定の災害に終始せず、九州地方で発生しやすい災害を網羅的に学習できるのが特徴です。土木技術者や公務員技術者として、地方で暮らす人の命を守りたい、被災地の復興に貢献したいと考える学生に適した授業です。

学科トピックス

ゲリラ豪雨の被害を減らし、
都市景観を豊かに
するには?

分散型水管理のための雨庭の評価とデザイン

地球温暖化に伴い世界中で豪雨災害が頻発。「雨庭」は浸水や氾濫を防ぐための小規模分散型要素技術です。「雨庭」のデザインと機能評価を通じて、これらの問題に取り組んでいます。

昔の建築物から、
これからの建築技術発展の
鍵を見つけます。

想定を超えたコンクリート構造物の劣化

かつて鉄筋コンクリートは永久的なものだと考えられていましたが、近年想像以上に早く劣化することが判明。既存のコンクリート建造物を調査し、維持・管理していく方法を学びます。

想定外の大地震に
対して構造物の被害を
低減するには?

次世代の耐震技術への取り組み

あらかじめ想定した規模の地震に対して安全な構造物を設計するだけでなく、想定外の大地震が起きても壊滅的な被害とならないように崩壊を制御するための研究を最新の技術を活用して行っています。

進路先データ

目指せる資格
■高等学校教諭一種免許状(工業) ■技術士(一次試験免除) ■測量士補(登録申請) ■環境再生医(登録申請) ■二級建築士 ■ビオトープ管理士(一部試験免除) ■施工管理技士(2級の学科試験は在学時に受験可能) ■コンクリート技士・主任技士(要実務経験) ■学芸員 ■司書 ■社会教育士(養成課程) 等
主な就職先
長崎市役所/佐賀市役所/宮崎市役所/日田市役所/西日本旅客鉄道(株)/九州旅客鉄道(株)/(独)鉄道建設・運輸施設整備支援機構/(株)熊谷組/(株)安藤・間/三井住友建設(株)/(株)錢高組/松尾建設(株)/(株)大本組/りんかい日産建設(株)/上村建設(株)/川田工業(株)/(株)安部日鋼工業/(株)富士ピー・エス/大林道路(株)/三井住建道路(株)/西日本高速道路エンジニアリング九州(株)/(株)総合技術コンサルタント/玉野総合コンサルタント(株)

卒業生インタビュー

岸原 千拡 さん

勤務先:九州旅客鉄道株式会社

柏陵高校/福岡

鉄道に興味を持ったきっかけは大学3年生で参加したインターンシップ。現在の業務と大学の専攻は直接の関連はなくても、講義で学んだことに助けられたと実感することは多いです。

岸原 千拡 さん

卒業生インタビュー

吉本 信志 さん

勤務先:大林道路株式会社

鹿町工業高校/長崎

道路は、私たちの暮らしに不可欠で、社会生活の基盤そのものです。何気なく利用していた道路が、土木技術のおかげで存在することを知り、地域に貢献する技術者として道路づくりに携わりたいと考えました。

吉本 信志 さん

大学院生インタビュー

松本 昂也 さん

進学先:工学研究科

香椎高校/福岡

学部生時代、今の自分には説得力が不足していると感じ、研究や学会発表を通して、論理的思考力を磨きたいと考え大学院に進みました。問題に対し納得いくまで議論ができる、非常に有益な時間を過ごしています。

松本 昂也 さん
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