機械工学科

理工学部

2026年度入学希望者の方へ

2026年度のカリキュラムについては、以下、最新版の大学案内をご覧ください。

学科ニュース

機械工学科とは

考える。想像する。機械にはない人間力が、機械を進化させる。

機械工学科

私たちは車や家電製品など、さまざまな「もの」に囲まれて生活しています。「もの」をつくるために必要な知識と技術が「機械工学」で、これを学んだ技術者が日本の産業界を支えています。機械工学科では機械部品などを加工する各種工作機械や、情報化社会に対応した機械システムを学べるFA(ファクトリーオートメーション)実習装置など、充実した設備・環境で地域社会に貢献できるエンジニアを育成します。教員と共に1年間かけて取り組む卒業研究では考察力、判断力、創造力、コミュニケーション力などを磨き、技術者としての完成度を高めていきます。

機械工学科のホームページ

機械工学科のTwitter

アドミッションポリシー

01
機械・自動車・産業用/介護用ロボット・メカトロニクスを含む機械工学に強い興味を持っている人
02
機械工学に関する専門知識を身につけようとする意欲が高く、技術の修得にも積極的に取り組もうとする人
03
学修の成果を機械工学に関連する業務の現場で生かすことで、 地域社会に貢献したいと考えている人

学科の特色

01 時代のニーズに応える研究

地球温暖化、エネルギー問題、農業や介護など、時代により変化していく多様なニーズに応じた研究に関わることで、実践力、共創力のある技術者を育成します。

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02 実学重視の教育体制

機械工学を基礎としたエンジニアに求められる設計・開発能力を養うために、加工・実験・解析・モデルベース開発・AI活用など実践的な学びを通して人材育成を行います。

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03 産学・地域連携の課題解決

地場企業の 「困った」を解決するために、講義で学んだことだけでなく研究活動で得られる知識をフル活用して、設計・製作・評価などを行います。

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Advanced Program

やる気に応える応援プログラム!

設計・開発を目指す機械エンジニアの育成プログラム

企業で設計・開発を目指す「やる気のある」1~2年生を対象に、教職員でチームを組み少人数制でものづくりに関わる知識や技術を教えています。 また研究・就職に関する学びや先輩との交流により、 専門科目への学修意欲を向上させます。

  • 1年次からの継続的な知識・技術教育
  • 1年次からの研究室への仮配属
  • 徹底した個別指導

※その他、「大学大学院ステップサポートプログラム」もあります。

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4年間の学びの流れ

1年次 基礎学力を高める

機械工学の知識・技術、 ロボット・メカトロニクスで利用する電気回路などの知識、 プログラミングや計算機の基礎、数学、物理、外国語などを学修します。

機械工学科の科目例

基礎数学・基礎物理・線形代数 I・微分積分・エンジニアスキルI・エンジニアスキルⅡ・コンピュータリテラシー・線形代数Ⅱ・物理実験・微分積分演習・プログラミング入門・解析幾何学・プログラミング基礎I・工業数学・情報リテラシー・電気電子工学概論・技術者倫理・プログラミング・工業力学・材料力学Ⅰ・機械製図・機械材料・機械加工実習・融合理工学導入・融合理工学基礎・デザインエンジニアリング

など

2年次 専門知識を充実させる

機械・自動車・ロボット設計に必要な強度、運動、熱、流れ、電気回路などに関する知識を身につけ、機械・ロボットを作るための加工技術を授業と実習の両面から学修します。

機械工学科の科目例

微分積分Ⅱ・品質管理Ⅱ・微分方程式・知的財産權・工業概論・メカトロニクス・ロボティクス・木材加工・栽培・機械力学Ⅱ・物理学・品質管理I・材料力学Ⅱ・熱力学Ⅰ・熱力学Ⅱ・熱力学演習・AIプログラミング演習・機械力学 Ⅰ・流体力学Ⅰ・流体力学Ⅱ・流体力学演習・機械CADI・機械CADⅡI・機械加工学・機械工作法・融合理工学応用・融合プロジェクト・融合プロジェクトII

など

3年次 コース選択で専門性を身につける

「機械・ロボットコース」、 「生産技術コース」に分かれ、専門知識や技術を、 多様な実験や実習を通じて学修します。

4年次 将来(就職・進学)に向けての活動

3年次からコースを選択

  • 機械・ロボットコース

    高い問題解決能力を持つ技術者を目指す

    企業において設計・開発をするためには、専門の基礎を学んだうえで多視点から課題に取り組み解決する能力が要求されます。 本コースでは、主に情報メカトロニクスの観点から自由度の高い課題を用意し、総合的な知識を持ち応用力のある技術者を育成します。

    授業例
    インターンシップ・プロジェクトデザイン管理・制御工学A・エンジニアリング演習I・エンジニアリング演習Ⅱ・AIリテラシー・機械工学探究・職業指導・融合プロジェクトⅢ・卒業研究・機械工学実験A・計算機システム・材料力学Ⅲ・伝熱工学・熱機関・流体機械II
  • 生産技術コース

    機械全般において実践的な技術者を目指す

    機械エンジニアは産業界のあらゆる業種において活躍の場があります。4力学を専門の基礎とし各自の興味のある専門科目を学んだ上で、CADや工作機械に関する理論など、主に生産現場で必要となる知識や技術をもつ技術者を育成します。

    授業例
    インターンシップ・プロジェクトデザイン管理・機械・ロボット設計I・エンジニアリング演習I・エンジニアリング演習Ⅱ・工作機械・設計製図・融合プロジェクトⅢ・機械工学探究・職業指導・機械工学シミュレーション 機構学・機械工学実験A・卒業研究

授業ピックアップ

情報・機械・電気を融合した
情報メカトロニクス技術を体得

プロジェクトデザイン管理 | 鶴田 和寛 教授

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この授業では、工場で使われる機械を自動で動かす方法について学びます。具体的には、空気の力で動く機械や電動モーター、機械が回転する動きを直線の動きに変える装置などを使って、自分たちで機械を組み立ててみます。 それらの機械の動きをコントロールするために、光を感知するセンサーや他の種類のセンサーを使い、特別なプログラミング装置 (PLC) を使ってプログラムを作ります。 こうして、自分たちで設計した機械を動かしてみることで、情報技術、機械、電気を一緒に使った技術を実際に学べます。

1年次から三次元CAD、NC工作機械などを
人用いたものづくりを体験

エンジニアスキルⅡ | 松下 大介 教授

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設計・開発職を目指す「やる気のある」学生を対象に、1年次から三次元CAD、NC工作機械などを用いたものづくりを行います。少人数制での実施により、教員や先輩との情報交換の場も増え、今後学ぶことになる専門科目の意義を理解することができます。 また、様々な加工機械・加工方法を体験し、材料による特性の違いや加工における誤差などを体験することで、より柔軟な思考を養い、実践的な問題解決能力を養うことを目指しています。

ゼミピックアップ

榊 泰輔ゼミ

人を助ける技術を研究

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人を助ける技術は、 機械工学のこれからの柱の一つです。少子高齢化で人手不足の中、 高齢者や障がい者への支援技術が欠かせません。 写真の介護施設での腰痛防止アシストスーツや全身性麻痺障がい者の移動支援ロボットの他、脳卒中患者の歩行リハビリロボット、高齢者の転倒予測、熱中症を見守るアバター、 介護リフトを研究しています。

研究は、何度も行き詰まって大変でしたが、自分たちの力で問題を解決できたときの達成感は何物にも代えられません。この経験が、自分を成長させてくれたと感じています。

竹島 諒 さん 4年

小倉南高校/福岡

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村田 光昭ゼミ

熟練技能者不足を
補うための研究

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皆さんの周りにある多くの製品は「金型」を用いて製作されたものがほとんどです。金型は、 切削加工によって硬い金属を少しずつ削って製作されています。その際に用いる金属を削る工具は、皆さんが普段使用している刃物と同様に、使用しているとどんどん切れ味が悪くなります。 私たちは、切れ味が悪くなった工具を新品に取り替える適切なタイミングを自動で判断する研究を行っています。

研究仲間と何度も話し合いデータと向き合うことでその壁を乗り越えてきました。何度も失敗してきたりもしましたが、これらの経験はこれから先の人生において大切な財産になるだろうと感じています。

三留 颯太 さん 4年

柏陵高校/福岡

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資格・進路データ

目指せる資格

  • ■中学校教諭一種免許状 (技術) [申請中] 高等学校教諭一種免許状(工業)
  • ■技術士(一次試験免除) 機械設計技術者
  • ■CAD利用技術者
  • ■ボイラー・タービン主任技術者(要実務経験)
  • ■ITパスポート 学芸員
  • ■社会教育士 (養成課程) 等

※〈申請中〉のものは、文部科学省における審査の結果、予定している教職課程の開設時期等が変更となる可能性があります。

業種別グラフ

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主な就職先

本田技研工業(株)/スズキ(株)/(株)安川電機/ (株)富士通ゼネラル/東芝テック(株)/三菱電機システムサービス(株)/三菱電機ビルソリューションズ(株)/日立グローバルライフソリューションズ(株)/(株)日立ビルシステム/(株)ノーリツ/ヤンマー建機(株)/ジャパンエレベーターサービスホールディングス(株)/九州旅客鉄道(株)/京阪電気鉄道(株)/JR九州エンジニアリング(株)/(株)九電工/(株)中電工/(株)きんでん/西松建設(株)/五洋建設(株)/(株)日本製鋼所/JFEエンジニアリング(株)/福岡市役所/海上保安庁/警視庁/国土交通省九州地方整備局

卒業生インタビュー

荻 大輝さん

長崎北高校/ 長崎

就職先
福岡市役所(技術職)

授業以外にも、災害復旧のボランティアに参加したり、CAD利用技術者試験な1年に1つ資格取得をしたり、充実した学生生活でした。今後も自身の知識や知恵の向上に努め、市のインフラ発展に貢献していきたいです。

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青木 大騎さん

九州産業大学付属九州高校/福岡

就職先
株式会社日本製鋼所

機械工学を幅広く学んだことが、進路選択に繋がったと思います。 大型機械を扱う業界で、中でも世界で高いシェアを占める製品を製造している企業を選びました。一歩先を行く機械を生みだすような技術者を目指していきたいです。

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