情報科学科

理工学部

2026年度入学希望者の方へ

学科ニュース

情報科学科とは

超スマート社会の実現は情報科学が担っている。

情報科学科

新たな未来社会“Society 5.0”ともいわれる超スマート社会の実現に向けて動く今、情報通信技術や情報数理は、これまで以上に重要になってきています。超スマート社会の実現を支える人材や、その基礎知識を中学や高校で教える数学や情報の教員として将来活躍するためには、高校で学んだ数学や情報の知識をさらに発展させる必要があります。情報科学科では、プログラミングを始めとする情報技術や人工知能(AI)分野の基礎ともなる情報数理の知識・技能を学び、社会貢献に役立てていける人材を育成します。

情報科学科のホームページ

アドミッションポリシー

01
情報技術や情報数理に強い興味を持っている人
02
情報科学に関する専門知識を身につけようとする意欲が高く、技術の修得にも積極的に取り組もうとする人
03
情報分野を基盤とした機械工学や電気工学に関心を持ち、 多面的な視点から創造活動
を行うことを目指す人、 修得した知識を生かして地域社会に貢献したいと考えている人

学科の特色

01 多彩な演習による情報教育

1年次からプログラミング科目がスタート! 本格的なアプリ作成や多彩な演習で情報技術を習得。専用の貸与PCと講義記録システムで繰り返し学修していきます。

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02 好奇心を満たす実践的研究

スマホアプリ制作、Webシステム開発、自動走行制御、VRシミュレータ開発、AI応用、ビッグデータ活用など多彩なテーマに挑戦し、情報技術や情報数理を実践的に学びます。

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03 地方の交通を支援する活動

地域公共交通の利便性向上のために、アプリを用いた利用状況調査やデータ整備を通じ、多くの地方公共団体でコミュニティバス等の地域公共交通の運行管理を支援しています。

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Advanced Program

やる気に応える応援プログラム!

プログラミングスキル“見える化”プログラム

競技プログラミングに参加することで、プログラミングの能力や技術を向上させます。外部評価を受け、自身のスキルを“見える化”することにより、就職活動を有利に運ぶことができます。

  • 競技プログラミングに向けた特別指導
  • 競技プログラミングを通じて磨く就職活動のプログラミングテストスキル
  • 上位学生は就職活動でアピールできるAtCoder レーティング400以上が目標

※その他、「大学大学院ステップ サポートプログラム」もあります。

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4年間の学びの流れ

1年次 幅広い基礎教養の学び

情報科学の基礎知識・技術を学修するとともに、論理的思考能力を養います。 入学後にコースを選択します。

2年次 専門性を身につける

ハードウェア、ソフトウェア、情報数理の分野における専門基礎力を講義・演習・実験で固めます。

3年次 専門知識を充実させる

最先端の情報技術に関する理論や実践力を講義や演習で修得。各研究室で本格的な研究活動を開始します。

4年次 将来 (就職・進学)に向けての活動

卒業研究に取り組みます。 1年間の研究活動で考察力、判断力、創造力、コミュニケーション力などを養い、社会貢献できる能力を身につけます。

情報科学科の科目例

卒業研究

など

1年次からコースを選択

  • 情報技術コース

    情報技術の基礎を身につけ、社会に貢献できる人材を育成

    このコースではプログラミングやアルゴリズムなどのソフトウェア技術、計算機や組込みシステムなどのハードウェア技術、ネットワーク技術を学修します。2年次から「総合教育プログラム」と「応用教育プログラム」に分かれ情報技術を実践的に学ぶことができます。

    授業例
    情報リテラシー・プログラミング入門・プログラミング基礎Ⅰ・プログラミング基礎Ⅱ・基礎数学・機械工学概論・融合理工学導入・融合理工学基礎・デザインエンジニアリング・計算機構成論I・データ構造とアルゴリズムI・データ構造とアルゴリズムI演習・プログラミング言語とコンパイラ・オペレーティングシステム・ゲームプログラミング演習・計算機構成論Ⅱ・ハードウェア設計・ハードウェア設計Ⅱ・ハードウェア実験I・組込みソフトウェア演習・AIプログラミング演習・情報処理技術I・情報処理技術・日本語表現法・コンピュータネットワーク・電気電子工学概論・融合理工学応用・融合プロジェクト・融合プロジェクトII
    ※情報数理コースの科目も履修できます。
  • 情報数理コース

    数学と情報を応用できる職業人を育成

    このコースでは、伝統的な数学として、微分積分、線形代数、確率統計等を学び、数学的な基礎を確かなものとし、また、情報数学としてコンピュータと共に発展してきた数学の分野である離散数学等を学修し、情報科学を理論的に学ぶことができます。

    授業例
    情報リテラシー・プログラミング入門・離散数学Ⅰ・離散数学Ⅱ・プログラミング基礎I・プログラミング基礎Ⅱ・基礎数学・線形代数 I・線形代数Ⅱ・微分積分・計算機構成論I・基礎物理・情報技術コースの科目も履修できます。・データ構造とアルゴリズムI・離散数学Ⅲ・離散数学IV・確率統計・初等幾何学・統計学・ベクトル解析・微分積分Ⅱ・微分方程式・物理学・情報理論・ニューラルネットワーク入門・データ分析演習・コンピュータグラフィックス基礎
    ※情報数理コースの科目も履修できます。

授業ピックアップ

ハードウェアの設計・製作および評価を
通じてハードウェアの基礎を修得

ハードウェア実験 | 安武 芳紘 教授

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ハードウェアの基礎を、ハードウェアの設計・製作及び評価を通じて修得していきます。 具体的には、集積回路(TTL-IC) を用いた古典的なハードウェア設計手法、コンピュータ上のLSI統合開発ツールを用いた先端的なハードウェア設計手法、ハードウェアの知識が必要不可欠な組込みソフトウェアによるシステム設計手法について実習を行います。同一仕様のデジタルシステムを3つの設計手法で開発することで、それぞれの設計手法の特徴を理解すると共に、それぞれの設計手法で開発できる技能を修得することを目標としています。

シミュレーション、音声・画像処理、
人工知能で必要な数値解析を学ぶ

数値解析学 | 石田 健一 教授

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この授業では、数値計算によって問題を解く方法を学びます。工学的な設計や自然・社会現象の解明に必要な法則は、微分や積分、ベクトルや行列などを含む方程式で表されます。その式が、変数が多かったり複雑だったりすると、式変形で解を求めることは困難です。そこで、数値の加減乗除で微分や積分などを計算して近似解を求める方法が必要となります。コンピュータの発展により多くの計算を高速に実行できるようになりました。シミュレーション、音声・画像処理、人工知能など、多くの分野で必要な解析法となっています。

ゼミピックアップ

安武 芳紘ゼミ

自律型ロボットを学び
コンテスト入賞

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自律型走行ロボットの研究では、人工知能の技術を活用したロボットの制御や画像処理に取り組んでいます。例えば、ロボットが走行するために必要な認知方法のモデルを提案し、そのモデルに基づいた機械学習を実機やシミュレーションで評価。これらの成果を実践する場として、組込みシステム技術協会(JASA) が主催するETロボコンへ出場し、2023年は全国大会で3位入賞を果たしました。

ETロボコンなどを通してチーム開発における協調性や対応力、コミュニケーションの大切さを学びました。ロボットをうまく動かすためにメンバーと相談しながら試行錯誤するところが面白いです。

宗像 悠成 さん 3年

出水高校/鹿児島

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田中 康一郎ゼミ

スマートフォン・アプリを作って
地域社会の課題を解決

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誰もがスマートフォンを所有する時代になりつつある中、こんなアプリがあったらと思ったことはありませんか。本ゼミでは、学生が自分の欲しいアプリを自ら制作できる教育を実施しています。具体的な事例として、「マリンワールド」「KSU」「Akamura」「JR九州香椎線」「宗像動画で調査」があり、これらはゼミ生と本学他学部生が連携して地域社会の課題に対処するために開発・リリースしたアプリです。

アプリ制作では、AndroidかiPhoneか両方か、サーバは必要か、ハードウェアは使うかなどを検討します。ゼミ生と共に「ないものは作ろう!」と挑戦し、芸術学部と連携しながら開発することを楽しんでいます。

水野 良基 さん 3年

九州産業大学付属九州高校/福岡

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資格・進路データ

目指せる資格

  • ■中学校教諭一種免許状(数学)
  • ■高等学校教諭一種免許状 (数学・情報)
  • ■技術士(一次試験免除)
  • ■学芸員
  • ■社会教育士 (養成課程)
  • ■情報セキュリティマネジメント
  • ■基本情報技術者
  • ■応用情報技術者等

業種別グラフ

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主な就職先

ソフトバンク(株)/TOPPAN(株)/(株)ヤマダホールディングス(ヤマダデンキ)/富士ソフト(株)/伊藤忠テクノソリューションズ(株)/(株)QTnet/エヌ・ティ・ティコムウェア(株)/富士フィルムビジネスイノベーション(株)/Gcomホールディングス(株) /NECネッツエスアイ(株)/(株)NTTファシリティーズ/(株)日立産業制御/ソリューションズ/三菱電機ソフトウエア(株)/東芝デジタルエンジニアリング(株)/キヤノンアルゴスロジック(株)/(株)福岡銀行/(株)佐賀銀行/応研(株)/(株)NTTデータ九州/西部ガス情報システム(株)/西鉄情報システム(株)/福岡県庁(警察行政・情報処理)/福岡市中学校教員/福岡県立香住丘高等学校

卒業生インタビュー

大久保 虎之介さん

香住丘高校/福岡

就職先
株式会社QTnet

QTnetは、九産大とローカル5Gの共同研究を行っており、在学中からとても身近に感じていた企業でした。生まれ育った福岡で、今後必要不可欠になってくるインフラ設備の構築に関わっていきたいと思っています。

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古園 万里奈さん

鹿児島高校/鹿児島

就職先
株式会社NTTデータ九州

法人・金融・公共 (文教) と幅広い分野で革新的なソリューションを提供しているところに魅力を感じて志望しました。 幅広い業界のお客様が抱える課題をITの力で解決して、九州をもっと活気溢れる面白い街にしたいと思います。

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唐川 遥さん

京都高校/福岡

進学先
九州産業大学大学院情報科学研究科

学科での研究活動などを通じ、今の自分の知識の狭さを痛感し、より高度な知識とスキルを身につけたいと考え、大学院進学を決意しました。将来の夢は、多くの人に役立つアプリケーションやシステムを作ることです。

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