国産KneeBrace のデザイン研究

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大学院芸術研究科 × 産学連携支援室 ×(株)シラック・ジャパン

プロジェクト概要

高精度の3D CAD/ プリンターを駆使して海外向け製品を国内向けにリデザイン!

支援企業が取り扱っている国外製KneeBrace(膝装具)を国内医療機関等の要望に応じて形や機能を見直し、リデザインし、国産化するプロジェクトです。既存製品を実際に使用し、デザインの方向性を検討するとともに企業と協議しながら最終デザインを3D CADと3次元プリンターで制作しています。3D CADでは、画面上の3Dモデルで部品干渉のチェック、寸法の確認、ゼブラマッピング解析によるサーフェスのチェックなどを行い、精度の高いモデリングを実現しています。3Dプリンターで出力した実物のモデルは、下肢への装着感などを検証し、3Dモデルにフィードバックすることで要望に対応したモックアップモデルを制作しています。

プロジェクト参加学生の声

田代 雄大
芸術研究科 博士後期課程・2年 福岡県・筑陽学園高等学校
  • 本プロジェクトでは、汎用性の高い3D CADソフトRhinocerosを使用し、依頼元である企業の要望等に応じてデザインデータを作成し、3次元プリンターでモデル化しています。3D CADソフトは依頼元で使われているソフトウェアに合わせて保存フォーマットを選択できるため、3Dデータをそのまま活用できるなど、生産体制への移行を配慮して作業を実施しました。

期待できる学生のスキルアップ

  • 研究的な視点から、実際のデザインワークに取り組める
  • 企業との打ち合わせを通して、高度な対話力や交渉力を検証、習得する
  • 企業が保有する固有技術を理解しそれを形に表現する能力を高める
  • デジタルデザインの可能性を検証し、具体的な製品デザインを通して実証できる

担当:青木幹太/田代雄大(芸術研究科 博士後期課程)

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