グローバル人材育成
グローバル・リーダーシップ・プログラム(GLP)
国際社会に強い興味を持ち、将来グローバル企業でリーダーシップを発揮したいと考えている学生、高い英語能力と志を持った学生を対象とした全学部横断型特別教育プログラムです。日本では数少ない国連機関である国連ハビタット福岡本部との間に2020 年9月に締結された「包括的連携協定」に基づいて専門官が来学し 講義等を行います。また、国際社会の第一線で活躍している経験豊富な実務家を講師として招き授業を展開します。他大学にはない本学独自のプログラム。
GLPの流れ・内容(2021年度の取組み)
授業では、英語はただのコミュニケーションツールでしかなく、英語を使って国際関係やグローバル・イシューへの理解を深めていきます。
1年次〜2年次前期
GLP推奨科目(KSU基盤教育科目履修)
1年次で幅広い教養と実践的な英語力を身につけ、2年次前期終了後選考試験を実施。
2年次後期
GLPⅠ(国際教養)・GLPⅡ(特別講義)
Ⅰ) リーダーシップに必要な批判的思考の技法、高度なコミュニケーションスキルを身につける訓練を行う。
Ⅱ) 国連ハビタット福岡本部の国際業務に携わる実務家による実際の活動内容や意義についての講義及び国際ビジネスの現場に精通した企業家の講話。

※国連ハビタット:開発途上国の居住問題に取り組む国連機関で、福岡本部(アジア太平洋担当)はアジア・太平洋地域における、住環境問題に取り組むとともに「住民主体のまちづくり」を推進している九州唯一の国連機関。
3年次
海外等での体験学習
GLPⅢ
(海外留学語学研修)

コロナ禍での対応:Online研修
①語学研修②デンマーク大学の講義、学生とのディスカッション③インド、タンザニアの企業のインターンシップ。
GLPⅤ
(企業実習)

グローバルビジネスや国際協力活動を展開する企業での実習。
GLPⅣ
(海外インターンシップ)
海外事業を展開する企業、国際協力を展開する組織などからの講演。
4年次
研究テーマを発表
GLPⅥ
(個別指導)

海外赴任・メンター経験のある教員による個別指導。(2年次後期〜4年次)
GLPⅦ
(成果発表)

GLPの集大成となる科目。本学全体や外部の聴衆(企業関係者等)に向けてプレゼンテーション。
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GLP認定書交付
国際機関やグローバルに展開する企業で活躍
国連ハビタット福岡本部インタビュー

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国内外に問題意識を持ち
課題解決に向けたアクションを
起こせる人材に期待しています。
常に「英語」で考え、話す、
それがこれからのグローバル人材。
国連ハビタット福岡本部(正式名称:国際連合人間居住計画・アジア太平洋事務所)は、アジア太平洋地域約40カ国でより良い都市、居住空間をつくる活動を行っています。グローバル・リーダーシップ・プログラム(GLP)では、我々の日々の活動から得た経験や情報を提供し、世界の現状について考え、理解を深めるきっかけにしてほしいと考えています。講義は、英語と日本語で、ワークショップのような形で行っていますが、学生の皆さんの積極性と語学力は予想以上です。近年、国際社会における日本の存在の低下が指摘されています。その理由の一つに、国際会議等での日本人の情報発信の少なさが挙げられます。やはり、「言葉の壁」があるのでしょう。「英語でどう表現するんだっけ」と考えながら話していては、英語で学んできた世界の人にはかないません。英語で発想し、自分の考えを即座に英語で伝える能力は、もはや必須です。英語で学ぶチカラが、今こそ求められているのです。
世界と国内の今の課題に
アンテナを立てて行動を。
世界的な動きやトレンドに対して、常にアンテナを立てておくことが大切です。一方、皆さんの身近にも環境や貧困など様々な問題があるはずです。それに対しても関心を持ち、アクションを起こしてほしいと思います。これからの世界を変えていくのは、若い世代の皆さんです。「国内」と「海外」と分けて考えるのではなく、両方を視野において行動してください。私たちは、GLPを通じて、皆さんが世界と日本で活躍できる人材になれるよう応援していきます。

GLP二期生インタビュー

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グローバルな舞台で、堂々と活躍できる人材に
グローバルな人材として活躍するために必要な英語力や異文化理解力を身につけたいと思いGLPに参加しました。GLPで実感しているのは、何事にも積極性が出てきたこと。例えば、質問をする時は常に最初に発言しようと意識するようになりました。どういった質問をするのかも大切ですが、誰もが質問をしやすい雰囲気を作るために、自分から質問をするようにしています。グローバルな舞台でもリーダーシップを発揮できるよう、広い視野で本質を捉えられる力を磨きたいです。