ジュニア・アドバイザー・先輩からのメッセージ

村下 詩織さん

平成28年3月 芸術学部 デザイン学科 卒業
就職先:ハウステンボス 株式会社

「実践して、見えてくる自分らしさ」

私は、生涯をかけてやりたいことを見つけるために、「迷ったら実行」することをテーマに様々なことに挑戦してきました。それは「実践しなければ、わからないことが多い」と学んだからです。1年次生の時は、思いついたら作って終わりの単調な課題が正直面白くなく、デザインは向いてないなと感じていました。そう考えていたとき、クリスマスディスプレイコンテストに参加し、試行錯誤して作品を作り上げるプロセスを学びました。また、来客の方々が楽しんでいる様子を見て、「人を楽しませる喜びを知る」ことができました。人を楽しませる本当のデザインの面白さを知り、デザイナーを志すようになりました。

就職活動においては、芸術学部は基本的に、履歴書とポートフォリオの提出があります。私の内定先では、必要ありませんでしたが、ポートフォリオは最初の試験になることが多く、その段階で落とされることもあります。ポートフォリオの必要がない企業を受ける場合でも、制作することをお勧めします。自分が何を重要視してデザインをしてきたか、やりたいことは何かを知ることができる最も良い自己分析だと考えています。私は、"人を楽しませたい、驚かせたい"が作品作りの基準になっていることに気づき、イルミネーションなどの装飾やイベント企画、商品企画がしたいと考え、今の内定先を受けました。

就職活動では、デザイン以外にもコミュニケーション能力や考え方、一般常識が求められますので、しっかり準備しておいたほうが良いと思います。ついつい受かりたくて、その企業が求める人間になろうとしてしまう時もありましたが、やはり素の自分をいかに分かりやすく伝えるかが重要だと気付きました。自分を偽り大きく見せようとすると、面接では、見抜かれてしまいます。自分で伝えたいことをしっかりと伝え、自分らしさを極めて、満足のいく就職活動をしてください。一度きりの就職活動です。自分を信じて、後悔のない進路を見つけてください。

先輩からのメッセージ