ハウスメイトマネジメント Re:部屋プロジェクト「Show Room」

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建築都市工学部×㈱ハウスメイトマネジメント福岡支店・福岡東支店×㈱ハウスメイトショップ九産大前店

プロジェクト概要

本プロジェクトでは、科目「インターンシップ」で住居・インテリア設計学科3年生7名が、ハウスメイトマネジメントRe:部屋プロジェクトと連携してアパートのリフォームを設計しました。学生は講義や実習でリフォームは学びますが、企業との連携により設計を実現できる機会に恵まれました。また実務に携わることで、ビジネスのねらいや物件所有者の要望に応える設計、加えて施工に必要な設計を体験でき、インテリアへの理解を深めました。

プロジェクトでは、まず企業とキックオフミーティングを行って説明を受けた後、学生1人1部屋の設計を依頼されました。次に学生が担当する部屋の調査を行い、問題点を発見し改善案を検討しました。さらにコンセプトに基づいた計画を考え、設計して模型を製作しました。これらを使って企業に提案し、了承を得て見積書や工程表を作成し、予算を踏まえて壁紙、床材、家具、建具、照明等を決定しました。設計内容や見積書、工程表が確定すると、工事専門業者が設計に従い施工を開始しました。これが完工し契約を経て、リフォームされた部屋で入居者の生活が始まりました。

入居者が住みたくなる部屋を設計できることが、企業や所有者の信頼を得ることや、自分の設計コンセプトを明確にし、企業や所有者が納得できる説明を行えることが大事であることを、学生はプロジェクトで学修しました。その成果は、日本インテリア学会大会で発表しました。また社会人としての基礎力を身に着け、自分の成長度を確認できたプロジェクトでもあり、経済産業省社会人基礎力グランプリ九州大会で奨励賞を受賞しました。

プロジェクト参加学生の声

内野 大樹
工学部 住居・インテリア設計学科 4年 福岡県・九州産業大学付属九州高等学校出身
  • このリフォーム設計は、若者の服や雑貨等をインテリアに活用したものです。棚にナチュラルな色彩を使うことで、入居者の持つアイテムを際立たせる狙いがあります。限られた予算の中で、趣味に特化した部屋をどこまで形にできるのか。その追求に大変苦労した提案でしたが、施工され実現したことにはとても感動しました。私が設計した部屋を、入居者の方に気に入ってもらえると嬉しいです。

期待できる学生のスキルアップ

  • 学生が考えたこと・作ったもので地域社会の役に立つことを学生自身が実感できる研究
  • 図面や模型では終わらない実現を目指す挑戦と社会的な評価が伴う住居・インテリア学修
  • スキルの活用とプランの実行(知識や意欲があるだけでは充分ではない)

担当:諫見泰彦

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