「トマトのお酒」開発

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生命科学部(発酵研究会)×うきは市生産農家×JAにじ×㈱巨峰ワイン×トータルオフィス・タナカ

プロジェクト概要

九州産業大学のサークル「発酵研究会」は、「ものづくり・人づくり・夢づくりプロジェクト」事業の支援を受けて、うきは市のトマト生産者との連携のもと、平成28年度には、うきは市産トマト酢およびうきは市産の菜種油を用いた「トマトドレッシング」(満食ドレッシング)を開発しました。

そして、平成29年度は、ワインゼリーの開発を行う事を目標にプロジェクトをスタートしました。ワインゼリーの原料となるお酒について議論を重ねた結果、昨年の商品開発過程で行ったトマトの成分分析結果から、「トマトからワインのようなお酒ができるのでは」と思い立ったメンバーは、巨峰ワイン(福岡県久留米市)との打合せを行い、にじ農業協同組合(JAにじ・福岡県うきは市)から提供されたトマト100kgを使い、株式会社巨峰ワインの協力を得て、150本の「トマトのお酒」を完成させました。メンバーはラベルのデザインや、トマトの洗浄・カットなどの仕込みから瓶詰めまでも行いました。平成30年3月25日(日)に、JAにじの直売所「にじの耳納の里」で行ったお披露目・配布会では、始まる前から長蛇の列ができ、用意した130本は5分でなくなる盛況ぶりでした。また、当日は、メンバーがホテル所属のシェフとともに考案した「トマトのお酒」を活用したゼリーの試食提供も行いました。

平成30年4月からは、「食品開発研究会」と名称を変更し、発酵にとどまらず、多様な食品開発を行います。

プロジェクト参加学生の声

津山 実穂
工学部 物質生命化学科 4年 出身校 福岡県・敬愛高校出身
  • 私は、リーダーとして、仲間と議論を繰り返しながら商品を一から作っていくことの難しさ・大変さを経験し、それだけに瓶詰めしてラベルを張った製品を見たとき、お披露目・頒布会で地元の方々に試飲していただいた際、「おいしい!いつ販売するの?」と言われたときの喜びはひとしおでした。
    本研究会での活動を通して、将来どんな職業に就きたいか考えるきっかけとなりました。

期待できる学生のスキルアップ

  • 企画・発想力
  • 交渉力
  • 研究・開発力
  • タイムマネジメント力
  • ものづくり力

担当:満生慎二 米満宗明 中山素一 金田弘挙 松下香

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