大学院生に対する支援諸制度

大学院

大学院生の学会発表等に対する奨励金

大学院生の学会における活動を奨励し、学術研究の促進と経済的負担軽減のため、日本学術会議協力学術研究団体の学会の全国大会、展示会などにおいて研究発表、作品展示を行う場合には、大学院生1人に対して毎年1回交通費、宿泊費の実費(限度額5万円)および参加費(国内学会等:限度額1万円、国際学会等:限度額6万円)を「学会発表等に対する奨励金」として支給しています。

大学院の奨学金(参考)

1.九州産業大学大学院奨学金(給付)

給付額:年額36万円 給付期間:1年間(ただし継続出願可)

2.大学院博士前期課程における授業料後払い制度(貸与)

 令和6年4月入学生から、大学院博士前期課程における「授業料後払い制度」を導入することに伴い、本制度を希望する方については、以下の内容をご確認いただき、お手続きくださいますよう、お願いいたします。

1.制度の概要

授業料後払い制度とは
国が在学中の授業料を立て替え、大学院修了後の所得に応じて利用者が返還していく制度です。併せて、生活費奨学金として、月額1万円~4万円の範囲で貸与を受けることが可能です。(生活費奨学金のみの貸与は不可)。

2.対象者

以下の要件をすべて満たす者
令和6年9月以降入学生:

①日本学生支援機構(以下、「JASSO」という。)の修士段階を対象とした第一種奨学金と同様の家計基準及び学業成績を満たす者。

②本人の希望に基づき、在学校を通じて申請を行った者。

③過去に貸与を受けた奨学金の返還が延滞中である等、第一種奨学金の貸与を受けられない事由がない者。

3.本学の対応

 令和6年4月入学者から導入し、必要書類の提出により、大学院入学手続金のうち授業料の納付を猶予します。
ただし、入学後にJASSOによる本制度の審査があり、採用および不採用が決定します。

4.申請方法

 申請を希望する方は、以下の書類を春期入試の入学願書と合わせて、教務部大学院事務室(1号館1階)に提出してください。

九州産業大学博士前期課程授業料後払い制度希望申請書

提出締切日:入学願書受付締切日(受験時期により、締切日が異なります)

なお、合格発表後には、授業料猶予願いを提出していただきます。

5.注意事項

①本制度に採用されなかった場合、別途本学指定の期日までに授業料の納付が必要です。

②本制度を利用する場合、JASSO第一種奨学金(無利子)の貸与を受けることができません。

③本制度は貸与であり、大学院修了後の所得に応じて返還する必要があります。

④本制度の対象は、授業料のみです。入学金(他大学出身者)及び教育充実費等は対象外です。

⑤返還手続きはJASSOと直接行っていただきます。

⑥本制度は無利子です。ただし、生活費奨学金は、保証料が差し引かれた金額で振り込まれます。

⑦第一種奨学金と同様に、毎年の適格認定及び業績優秀者免除の判定を行う可能性があります。

3.日本学生支援機構大学院奨学金(貸与)

■博士前期課程
種別 学年 金額(月額)
第一種
(無利子)
1年次 5万円または8.8万円
2年次
第二種
(有利子:上限年3%)
1年次 5万円、8万円、10万円、
13万円、15万円より選択
2年次
■博士後期課程
種別 学年 金額(月額)
第一種
(無利子)
1年次 8万円または12.2万円
2年次
3年次
第二種
(有利子:上限年3%)
1年次 5万円、8万円、10万円、
13万円、15万円より選択
2年次
3年次

詳しくは(日本学生支援機構HP)をご覧ください。

ティーチング・アシスタントの採用

大学院生の教育トレーニングの機会提供を図るため、在学する優秀な大学院生を対象に専任教員の下で学部の専門科目における実験、実習などの教育補助業務と学部学生に対する指導助言を行う業務に従事するティーチング・アシスタント(TA)を採用します。担当は、週あたり5回まで(1回100分)、期間は1年です。

(令和4年度採用実績:51名)

社会人学生の積極的な受け入れ

1.昼夜開講制

本学大学院では、社会人のリカレント教育に対する社会的な要請に応えるため、大学院設置基準第14条に定められる教育方針の特例(昼夜開講制)を全研究科で導入して、柔軟な教育環境、研究体制を確立し、社会人の積極的な受け入れを行っています。

2.長期履修と早期修了

本学は全研究科で「長期履修」及び「早期修了」の制度が規定されており、各自の研究計画やライフプランに合わせて大学院を修了することが可能です。

長期履修制度

職業を有しているなど、個人の事情により、標準修業年限を超えて計画的に履修し修了する制度です。これにより博士前期課程(標準修業年限2年)では3年または 4年、博士後期課程(標準修業年限は3年)では4年以上6年以内での履修が可能となります。長期履修学生の修学費の年額は、標準修業年限で納める額を長期履修の年限で除した額となっており、年間の修学費が軽減されます。

早期修了制度

所属する研究科で、特に優れた業績を上げたと認められた場合は、標準修業年限未満(1年以上在学)で修了できるものです。

論文・作品集

大学院在籍者及び修了者の修士論文、博士論文、その他学術論文、学術調査報告、共同研究の成果、修了作品などについては、各研究科において論文・作品集として毎年発刊し、その研究成果を広く学内外に公表しています。