積み木をLEDライトで灯すクリスマス

 

 12月23日(土)、人間科学部子ども教育学科の学生が、福岡おもちゃ美術館※(博多区那珂)で、世界的に注目される光を使った幼児教育を小学生向けにアレンジし、親子連れの児童を対象にワークショップを実践しました。

 当日は、学生が作成したクリスマスにまつわる童話を読み聞かせ、子どもたちは想像した物語の情景を「積み木」と「LEDライト」で再現しました。クリスマスに学生から子どもたちに「作品を作る楽しさ」を贈る、本学子ども教育学科ならではのワークショップです。

 世界的に高い評価を受けているイタリアのレッジョ・エミリア教育では、光の効果を取り入れた幼児教育を実践していますが、日本国内では、まだ事例が少ない現状です。本ワークショップは、幼児教育において重要な教材である「積み木」と「様々な色を表現できるLEDライト」を活用し、幼児の芸術と科学分野のセンスを育成するプロジェクト保育を、小学生を対象にアレンジしました。

 ワークショップの指導者を務めた、同学科4年の真名子健人さん(東福岡高校)は「光と積み木を使った造形教育が、日本ではあまり普及されていない中、今回のワークショップをきっかけに少しでも広がってほしいと思います。今日のような取り組みが、子どもたちの創造性や、街のイルミネーションを見て綺麗と感じれる感性を育むことを期待します」と感想を述べました。

 なお、真名子さんは同様の取り組みで昨春、一般社団法人日本産業技術教育学会 会長賞と、九州産業大学 学長賞も受賞しています。

※国内外の約8,000点にも及ぶ木製のおもちゃが展示・体験できる九州初の体験型ミュージアム1,300平方メートル超の広さを誇る館内では、床や什器に樹齢100年のスギ材やヒノキといった福岡県産木材を使用。

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【人間科学部】

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