「発明・工夫コンテスト」で学会長賞を受賞

 人間科学部子ども教育学科清水陽子教授研究室のプロジェクト保育案「光と影の美『新しい子どもの遊び環境の創造』~紙飛行機のこーきが見た銀河鉄道の夜~」が、「第17回技術教育創造の世界(大学生版)発明・工夫コンテスト」その他の部門の学会長賞を受賞しました。

 このコンテストは建築都市工学部諌見泰彦准教授が所属する日本産業技術教育学会が主催したもので、大学生の教材開発力や創造性の高揚を目的としています。

 「光と影の美」をテーマにした子どもの“遊び環境”づくりを提案するこの保育案は、積み木とLEDライトを用いて、童話「あかりのありか~こーきとぎんがてつどうのよる~」(きみきみよ著、宮澤賢治原著)の世界を造形化し、光と影の関係性や色の重なりについて自発的に学ぶものです。子どもたちは、主人公の紙飛行機・こーきが見た銀河鉄道の夜景をモチーフに、光源を反射させたりふさいだりしてできる光の作用を体験することで、創造力や発想力、集中力などを養うことができます。

 受賞にあたって同学科4年の溝田大起さん(福岡講倫館高校)は、「実際に制作したことで、このプロジェクト保育で得られる効果や子どもに対して配慮する点などを実践的に学ぶことができました。この経験を卒業後の教育指導に生かしていきたい」と語りました。

【人間科学部】

 

人間科学部のトップページへ