芸術学部伊藤敬生教授がデザインした「mu」が「2023年度グッドデザイン賞」を受賞!

 

 芸術学部ソーシャルデザイン学科伊藤敬生教授がデザインした海洋プラスチック生まれの石けんケース「mu(ムー)」が、昨年の「第24回福岡デザインアワード」大賞受賞に引き続き、「2023年度グッドデザイン賞」を受賞しました。 

 「mu」は、伊藤研究室が行っている海洋プラスチックごみアップサイクルプロジェクト「SEA you again」の一環として、NPO法人おぢかアイランドツーリズム協会、小値賀町、株式会社テクノラボ(横浜市神奈川区)、シャボン玉石けん株式会社(福岡県北九州市)と共同で開発しました。 

 海洋プラスチックごみが姿を変えたせっけんケース(幅8cm×高さ12cm×奥行き5.5cm)は、小値賀島の海岸で採取した石で型を取りデザインした手になじむサイズ感です。また、「mu」という名前には、“ごみ”という言葉や海洋プラスチックごみを「無=0(ゼロ)」にしたいという思いとともに、ケースに入っているシャボン玉石けんの「無添加=0」の意味も込められています。 

 審査員から「地域における課題を浮き彫りにし、その周知や解決に対して一石を投じる、完成度の高い見事なプロダクトである」と高い評価を受けました。 

 伊藤教授は「いつか作れなくなることをゴールにしたこのプロダクトが『グッドデザイン賞』という大きな晴れの舞台で評価いただけたことは、そもそも生活者に売ることが目的でなく、生活者に伝えることを目的としたプロダクト=メディアという新しい価値に評価をいただいたものと捉え光栄に思います」と受賞後の想いを語りました。 

【芸術学部】 

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