10月31日(火)、スタンフォード大学SPICE※1との連携教育プログラム「Stanford e-KyuSan-U」を受講する学生20名が、プログラムの集大成である最終プレゼンテーションを実施しました。
同プログラムは、スタンフォード大学SPICEが展開する多文化理解オンラインプログラムを本学向けにアレンジし、本学独自の全学横断型グローバル人材育成教育である「グローバル・リーダーシップ・プログラム(GLP)」の中に組み込み実施しています。4月からスタンフォード大学SPICE担当講師や九州・福岡にゆかりのあるゲストスピーカーが、「多様性(Diversity)」「持続可能性(Sustainability)」「起業家精神(Entrepreneurship)」の3つのテーマについて、英語でオンライン授業を展開してきました。
最終プレゼンテーションでは、株式会社SKYAH代表取締役で日本企業のアフリカ事業開発支援などを行う原ゆかり氏と、本学産学連携支援室担当者が審査員を務め、受講学生は4つのチームに分かれピッチプレゼン※2を実施。多様性や持続可能性に関連する社会問題の解決をテーマに、海洋ごみ問題にアプローチするごみ回収ロボットの開発や、女性の社会進出を後押しするサポート事業などのビジネスモデルを英語で発表しました。
受講生はGLPの授業や同プログラムを通じて身につけたプレゼンテーション力を発揮し、投資家と仮定した審査員に収集・分析したデータや課題解決のフロー図を駆使しながら自分達の考えたビジネスプランを売り込みました。
原氏は総評で「どのチームもユニークな視点で課題にアプローチし、聞き手の心を掴む工夫がなされていた点でとても高く評価できる」とし、「起業にあたっては、まず事業の核となる課題をしっかりと調査・分析し理解することが重要である」とアドバイスしました。
最終発表を終えた商学部経営・流通学科4年陳政匡さんは「各トピックごとに、事前調査・講義受講・ディスカッション・フィードバックを行う同プログラムは、常に自身で考える力が必要とされ成長に繋がったと感じる」とコメントしました。
受講者には、12月5日(火)に開催される閉講式で修了証が授与されます。なお、成績優秀者は、来年2月に米国シリコンバレーで開催されるVIA主催の「社会イノベーション短期研修(ESI)」に派遣されます。
※1 SPICE(Stanford Program on International and Cross-Cultural Education):初等教育から高等教育までのカリキュラム開発や教員の専門性開発、遠隔学習コースの開発を行っているスタンフォード大学の部局
※2ピッチプレゼン:スタートアップなどが投資家らにアイデアの売り込みや課題解決の提案をする際に行う短いプレゼンテーション
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