「第78回福岡県美術展覧会(県展)」において、芸術学部芸術表現学科2年の山上奏人さんが、彫刻部門の最高賞である「福岡県知事賞」を受賞しました。
受賞作「反脆弱性」は、バッタをモチーフに、溶接の習作をテーマとした縦200cmの鉄と金属で作られた作品です。
山上さんは「自分楽しむことを第一に制作しました。固い金属を自分の思い通りに動かし形を維持できることが面白く、これまでの授業で学んだ設計図や展開図を作品に応用することができたことに成長を感じました。我を通して受賞することができたので、今後の作品も自分の楽しかったことを見せる姿勢は変えないようにしたいです」と語りました。
また、同じく彫刻部門の「福岡県教育委員会賞」には、服のシワをモチーフに彫刻的な空間の使い方や拡大した際の印象を意識して制作したという大学院芸術研究科博士前期課程1年の渡久地佑弥さん(九州産業大学付属九州高校)の作品「てらてら」が、「豊福知徳賞」には、殻となり崩れているような3体の人間の像が、台座の鉄板によってお互いを補い合う関係性にも見える芸術学部助手の寺本幸弥さんの作品「新天地」がそれぞれ選ばれました。
さらに、日本画部門の「西日本新聞社賞」には、地元の日常の風景をモチーフにした芸術学部芸術表現学科3年の瑞泉花楓さん(長崎日本大学高校)の作品「日常」が選ばれました。
【芸術研究科、芸術学部】
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