「SDGsを学び社会問題を『自分ゴト』化」3日間の共同開講科目を開催

 8月29日(火)~31日(木)、東部地域大学連携および福岡未来創造プラットフォームに参画する大学の学生を対象に「SDGsを学ぶ」と題した共同科目を開講しました。本学学生を始め福岡女子大学、福岡工業大学、筑紫女学園大学、サイバー大学の学生21人が3日間の集中講義形式でSDGsについて学びました。2019年に開講した同科目は、SDGsに対する基礎知識を学び持続可能な社会実現のために、行動へ移す一歩につなげることを目的としています。

 開講初日、商学部経営・流通学科聞間理教授によるレゴⓇシリアスプレイⓇを活用したワークショップで、SDGsへの現状認識の確認や講義終了時の目標設定をした学生たちは、JICA九州の吉成安恵所長からSDGsの概要やJICAの取り組みについて学び、一ノ瀬大一学生課長によるボードゲームでSDGsに関する世界の課題解決事例を体験しました。

 2日目の現地学習では、北九州市エコタウンセンターのリサイクル工場やエネルギー施設を訪問。重機、機械、人の目と手による作業を繰り返し、取り出された素材が新たな役目を持つ製品に生まれ変わる様子を見学しました。最終日には2日間の経験を踏まえて、カードゲームを通して持続可能なまちづくりの施策の展開や影響とSDGsとの関係性を体験し、レゴシリアスプレイを活用してSDGsを自分事化するワークショップで学びを深めました。

 担当の地域共創学部地域づくり学科秋山優教授は「グループワーク形式でさまざまなツールを使ってSDGsに触れることで『自分ゴト』として捉えることができ、学びが深くなる。今後も要因や関係性を考えながら実践につなげていってほしい」と参加者へ呼びかけました。

 人間科学部子ども教育学科4年の今村昭博さん(ひびき高校)は「さまざまな大学の学生と交流でき、自分に持っていない多様な考えや価値観に触れることができました。ワークを通してぼんやりと認識していた社会問題の本質について考えることができました」と振り返りました。

【学外連携課】

九州産業大学のトップページへ