「スマート農業ロボット開発」活動状況をえびの市長へ報告

 理工学部機械工学科牛見研究室は、「4輪独立姿勢制御機構を備えた敷き藁散布ロボットの開発」をテーマに、九州地域におけるスマート農業用機器の開発に取り組んでいます。

 この開発は、簡便な補助機械がなく、手作業工程が多く存在する農作業の中で、労働負荷が高い敷き藁の散布に焦点を当てています。具体的には、重量物(最大100㌔)の圃場※1での運搬と中腰作業による負荷軽減を目指しています。

 3月25日(月)、宮崎県えびの市の農家から開発協力を得ている同研究室が、同市役所を訪問しました。村岡隆明市長へ令和5年度の活動報告を行い、引き続き令和6年度の活動協力を要請しました。理工系学部出身の村岡市長は、開発中のロボットに大変興味を示し、次年度以降の活動に期待していることを伝えました。

 この研究は、公益社団法人JKA補助事業※2の一環として行われているもので、令和6年度もJKA補助事業としてロボット開発に向けて取り組みを進めていきます。

 ※1圃場(ほじょう)農産物を育てる場所。
 ※2競輪とオートレースの売上の一部を機械工業の振興や社会福祉に寄与する形で社会に還元する事業

関連記事:スマート農業を目指したロボットの開発を目指し、企業の見学を行いました

 

【機械工学科】

理工学部のトップページへ