建築都市工学部諫見准教授が「日本建築家協会ゴールデンキューブ賞」を受賞!

 

 建築都市工学部住居・インテリア学科諫見泰彦准教授による「アート・サイエンスコミュニケーションと地域貢献に関する踏査および実践研究」が、公益社団法人日本建築家協会主催の「ゴールデンキューブ賞2020/2023」組織部門特別賞を受賞しました。同准教授の受賞は、2014年に続き、9年ぶり2回目となります。

 研究の一環として実施したプロジェクト「積み木であかりのワークショップ」は、子どもたちが題材童話「あかりのありか」(きみきみよ著)の世界を、積み木やLEDライトを使って表現するもので、光源を反射させたりふさいだりしてできる光の作用を学びながら、美しいあかりの作り方を自発的に考える造形教育実践です。

 創造を通じて芸術と科学の感性を育むこのワークショップにはこれまで、福岡おもちゃ美術館や長門おもちゃ美術館(山口県)などで、4歳から12歳までの約500人が参加しました。

 また、この実践を指導した同学科4年生が日本建築学会「子どものまち・いえワークショップ提案コンペ」優秀賞を、3年生が日本インテリア学会九州支部長賞を、同准教授が兼担する人間科学部子ども教育学科3・4年生が「発明・工夫コンテスト」日本産業技術教育学会長賞を受賞しています。

 この実践研究は、昨年11月に行った「KSU VISION DAY 文×理×芸=展」の展示をきっかけとして、来年度より福岡・佐賀県内の4小学校でも図画工作科の教材として採用されます。

 文化庁文化・芸術子ども育成推進事業の登録芸術家でもある同准教授は、「4年間研究してきた教材開発・教育実践がこのような賞を受賞し、大変喜ばしいです。子どもたちに科学的思考を促し、教育的意義を理解させるとともに、”遊び環境”を提供できる教育指導者の育成にも引き続き取り組んでいきたい」と受賞を振り返りました。

 関連資料>>長門おもちゃ美術館 実践動

【建築都市工学部】

 

 

 

建築都市工学部のトップページへ