学生が木造アパートをリノベーション!

 3月11日(月)、建築都市工学部住居・インテリア学科信濃研究室を今春卒業した学生2名が取り組んだ、築古の木造2階建てアパート「ふじの荘」(福岡市東区)のDIYリノベーションが完成しました。

 昨年度のKSU VISION DAYで「ふじの荘」のオーナーから「空き住戸を学生の皆さんの力で自由にDIYリノベーションしてもらいたい」と信濃准教授に相談があったのをきっかけに、当時同研究室4年の山口夏々未さん(慶進高校)と明徳穂乃花(唐津西高校)さんが「卒業研究」の取り組みとして1住戸ずつ担当しDIYリノベーションすることになりました。まずは現地調査や周辺調査をしたうえで設計し、材料の選定・見積・購入・搬入・施工など、全て学生主導で行い、2023年9月から半年かけて完成させました。

 北欧風の部屋をコンセプトに施工した山口さんは「北欧の雰囲気が出るように、柱の色はミスティグリーンを使用しました。また、明るい空間をになるように、あえて壁は作らず、光や風が入るが入る設計にしています。インテリアと収納の両立を意識したので、若い女性の人にも喜んでもらえる部屋になったと思います」と話します。

 レトロな部屋をコンセプトに施工した明徳さんは「全体的に、もとの素材を活かすことを意識しました。部屋が広く感じるように木の柱や枠を白く塗装し、壁との一体感を出しました。特に照明にはこだわったので、レトロな雰囲気を感じながら生活してほしいです」と話しました。

 それぞれ個性が光る2住戸ですが、どちらも押し入れを改造したワークスペースを設けるなど、現代人のニーズを考えたリノベーションとなっています。

 入居のご検討等、ご相談は舞松原不動産㈱までお問い合わせ下さい。

山口さん設計「のどかな北欧ライフ ~洗礼されながらも温かみのある空間~」

明徳さん設計「うつろう部屋」

【建築都市工学部】

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