香椎宮で3年ぶりに「お茶会」を開催しました

 9月17日(土)、香椎宮の絵馬殿で、芸術学部ソーシャルデザイン学科の学生が企画した、歴史とともにお抹茶とお菓子を楽しむお茶会「し方の香椎をやすお茶の会」を、裏千家茶道部のお点前により開催しました。

 このお茶会は、香椎宮の歴史や魅力を広く社会に発信する「香椎宮プロジェクト」の一環として2018年より毎年開催していましたが、新型コロナウイルス感染症の流行により中止を強いられ、今年3年ぶりに開催。また、昔の香椎宮を懐かしんでもらいたいと、本殿西廻廊で、香椎宮や香椎参道などのモノクロの古写真をカラー化した展覧会「monokara.展」を併せて実施しました。

 コロナ禍により当初から4カ月遅れの開催となった今回のテーマは、「藤」。藤をイメージした茶菓子のデザインに加えて、来場者には、学生が制作した藤がほのかに香る手指消毒用のアロマジェルをプレゼント。さらに、藤の花を模した手作りの風鈴を並べて藤棚を再現し、待合所を鮮やかに彩りました。

 参加した地域の方は、「初めて参加しましたが、神社の景観と空間の演出がマッチしており、ゆったりとした貴重な時間を過ごすことができました」と笑顔で語りました。

 学生代表で3年の水野里菜さん(筑紫女学園高校)は、「延期を経ての開催となりましたが、参加者の方が喜ばれている姿を見て、とても感慨深いです。荘厳な空間を演出しようと白いオーガンジー生地で会場を装飾するなど、工夫を凝らしました」と振り返りました。

 次回のお茶会は、11月に「楠」をテーマに開催する予定です。

【芸術学部】

 

 

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