
10月13日(火)~15日(木)、アーバイン(米国カリフォルニア州)で開催された「第3回国際産業工学・オペレーションズマネジメント世界大会(3rd IEOM World Congress on Industrial Engineering and Operations Management)」において、理工学部機械電気創造工学科の村田光昭教授と研究室の学生らによる研究成果が「専門分野別最優秀論文賞(先端製造技術)(Best Track Paper Award: Advanced Manufacturing)」を受賞しました。
受賞対象となった論文は「切削液と工具コーティング材料が工具・被削材間接触電気抵抗に与える影響(Effects of Cutting Fluids and Tool Coating Materials on Tool-Workpiece Electrical Contact Resistance)」です。
本研究は、加工中の工具の摩耗状態を電気的に把握する技術の確立を目指したものです。工具が摩耗すると加工精度の低下や生産効率の悪化につながるため、工具を交換する適切なタイミングを把握することは製造現場における重要な課題となっています。旋盤による切削加工中に工具と材料の間へ微弱な電流を流し、その際に生じる電気抵抗の変化を測定しました。特に、工具を冷却・潤滑する切削液や、工具の耐久性を高めるコーティング材料が測定結果にどのような影響を与えるかを調査し、工具の状態をより正確に把握するための知見を得ました。
研究には、機械工学科4年の松本凌太朗さん(光陵高校)、池田陽さん(有田工業高校)、工学研究科産業技術デザイン専攻博士前期課程2年の曹文正さんの3人が参加しました。3人は、一つひとつの測定手順を確認しながら、信頼性の高いデータの収集と分析を行いました。
今回の受賞を受け、3人は「実験では正確なデータを取得するため、手順を守りながら半年以上にわたって研究に取り組みました。受賞の知らせを聞いたときは驚きましたが、研究成果が国際的に評価されたことを大変うれしく思います」と喜びを話しました。
今後も、村田研究室ではモノづくり現場の高度化や生産性向上につながる研究に取り組んでいきます。

【機械電気創造工学科/機械工学科/工学研究科】




