理工系学部教員が九州産業高校 創造工学科で高大連携授業を実施 — 社会課題をテーマに模擬授業

 9月26日(金)、九州産業高校 創造工学科主催の高大連携授業に本学理工系学部教員が登壇しました。本取り組みは、高校生が大学での学びや研究に触れる機会を提供することを目的としたもので、同校創造工学科で扱う7つの社会課題をもとに、10のテーマに分かれて模擬授業を行いました。

 当日本学ブースでは、理工系学部(理工学部生命科学部建築都市工学部)の教員がそれぞれの専門分野に基づいた授業を展開。高校生は事前課題に取り組んだうえで、模擬授業を受講しました。

 授業は、各教員が1ブースを担当し、1回20分の模擬講義を実施。高校生は5人ずつ2回に分かれて参加し、プレゼンテーションや質疑応答を通じて大学での学びに触れました。講義後には、教員からのフィードバックや評価も行われ、学びの深化が図られました。

 今後は、高校内で総合的な探究授業を通じて、今回の内容を生徒同士で共有し、課題研究へとつなげていく予定です。

実施テーマと担当教員(一部抜粋)

  ■都市開発・インフラ整備
  ●理工学部情報科学科稲永健太郎教授
    テーマ:ICTを活用した地域公共交通の運行管理支援

  ■エネルギー
  ●理工学部機械工学科松下大介教授
    テーマ:日本における風力発電の技術について
  ●理工学部電気工学科貞方敦雄講師
    建築都市工学部住居・インテリア学科香川治美教授
    テーマ:無機・有機半導体を学び、エネルギー消費や空間の衛生に関わる問題を解決するアイデアを創出しよう

  ■食料と農業
  ●生命科学部生命科学科田中征矢助教
    テーマ:食を支える農業・農業を支える新技術

  ■災害対策・水不足と安全性・住宅
  ●建築都市工学部都市デザイン工学科伊豫岡宏樹准教授
    テーマ:自然を活かすグリーンインフラを使ったまちづくり
  ●建築都市工学部住居・インテリア学科飯星力教授
    テーマ:地域の災害ハザード(危険度)とリスク

  ■教育
  ●建築都市工学部住居・インテリア学科諫見泰彦准教授
    テーマ:光とあかりと影を教材に子どもを育てる創造工学

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