生命科学部生命科学科金田弘挙教授が、ビール酒造組合国際技術委員会（Brewery Convention of Japan：BCOJ）の「功績賞」を受賞しました。
ビール酒造組合国際技術委員会は、ビール醸造に関わる分析法の統一や製造技術の交流による科学的・技術的研究の促進に加えて、目的を同じとするアメリカのAmerican Society of Brewing Chemists（ASBC）やヨーロッパのEuropean Brewery Convention（EBC）と協働し活動しています。
金田教授は、BCOJの分析委員を5年歴任するとともに、ビールの品質劣化など香味耐久性の研究からのどごしを測る感性科学まで幅広い分野で先進的な研究を行い日本の技術力の発信に努めたこと、査読付き論文を掲載する学術雑誌「Journal of the ASBC 」の編集委員（Editorial Board）を17年歴任するなど、醸造技術の国際的な発展に貢献したと評価されました。
受賞にあたって、「約40年間ビールの醸造に関する研究や技術開発に取り組み、風味劣化のメカニズム解明やのどごし感の計測システム開発、飲酒における脳活動などについて研究を重ねてきました。今後も、世界のビール業界の発展に貢献していければ」と語りました。
【生命科学部】
