実践ワークショップが「第15回発明・工夫作品コンテスト」奨励賞を受賞

(山口県長門市役所 撮影)

 建築都市工学部住居・インテリア学科地域貢献実践ゼミナールの「積み木であかりのワークショップ実践+カレンダー制作」が、日本産業技術教育学会主催「第15回技術教育創造の世界(大学生版) 発明・工夫作品コンテスト」の教材開発部門で奨励賞を受賞しました。
 
 このプログラムは、童話作家がこのために制作した「あかりのありか こーきの12かげつ」の主人公・紙飛行機の「こーき」が四季を体感するという絵本の世界を、積み木やLEDを用いて表現する小学生対象のワークショップを実施し、カレンダーにするというものです。

 昨年11月に長門おもちゃ美術館(山口県)で実施したワークショップには、約30人の小学生が参加。「こーき」が空から見た花火大会やクリスマスなどの季節の情景を180 個のLED と2,700 個の積み木で作りながら、光源を反射させたりふさいだりしてできる光の作用を学びました。学生たちは、完成した作品と童話を組み合わせたカレンダーを制作し、参加した子どもたちにプレゼントしました。

 このプログラムは、学校教材として課題に対応した教育効果が期待でき、製作過程に工夫が見られると評価されました。

 同学科3年の井上大輝さん(博多工業高校)は、「なぜ明かりが綺麗なのか、どうすれば綺麗な明かりを表現できるかを子どもたちが自発的・体験的に考えられるようにこのプログラムを開発したので、受賞はとてもうれしいです。子どもならではの発想力や独創力を伸ばす指導方法など、多くを学びました」と語りました。

【建築都市工学部】

(長門おもちゃ美術館 撮影)

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