「日本インテリア学会九州支部」支部長賞を受賞!

 

 建築都市工学部住居・インテリア学科地域貢献実践ゼミナールの「長崎・大村湾HUB構築プロジェクト」が、インテリアに関する優秀な成績や活動に贈られる「2021年度日本インテリア学会九州支部」支部長賞を受賞しました。

 株式会社大村湾商事(長崎県大村市)と連携したこのプロジェクトは、JR大村線・大村駅周辺の再活性化を目的に、大村市内にある商店街の空き店舗をHUB機能を持つコワーキングスペースとして再生するものです。

 長崎自動車道のインターチェンジを有するとともに、今年9月に開業する西九州新幹線・新大村駅も新設されるなど注目を集めるこの地域の再開発にあたって、地域交流のほか、ビジネスを軸とした情報交換や働く場としての機能も兼ね備えた、地域の魅力を発信し地域の人とつながるHUBとなる施設を設計しようと、学生たちは昨年4月から実地調査を開始。市民の方々へのプレゼンテーションやワークショップなどを通して、城下町の香りが残る街並みを生かした「和モダン」をコンセプトにプランを考えました。

 1階には地域の方々のほかビジネスや観光客が情報収集できるカフェとコワーキングスペース、2階には企業のサテライトオフィスを備えたシェアスペース「coto」が10月にオープンしました。「coto」には、“琴のうみ”との別名を持つ大村湾と、多くの“事”を起こしていく拠点になりたいという思いが込められています。

 プロジェクトに参加した安倍亜莉紗さん(4年・中村学園女子高校)は、「設計案のプレゼンテーションやワークショップ、壁の塗装などを経て、自分が携わった施設が実際にオープンし、地域の方々やビジネスマンなどが利用されている様子を見て、とてもやりがいを感じています。企業と連携してプロジェクトを進めるという貴重な経験から、今後もコスト面や地域とのつながりを意識した、より現実味のある設計をしていきたいです」と語りました。

【建築都市工学部】

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