コロナ終息を願って公開絵画制作

 博多阪急全館で開催された「HAKATA ART STATION 2021」の中のライブドローイングイベント(公開絵画制作)で、芸術学部の学生チームの作品が人気投票で1位になりました。

 このイベントは、福岡市内でアートを学ぶ学生がチームを組んで「社会課題」をテーマに一般の人の前で絵を描いていくもので、各チームは9月8日(水)から12日(日)の5日間、8階の会場でチームを組んで制作にあたりました。

 1位となった作品「2021」は、コロナ禍を乗り越えて、いつか手をつないで笑顔で歩けることを夢見ている少女の姿を描いたものです。アクリル絵具を4層に塗り重ねることで、落ち込みや寂しさ、葛藤から、元気を出そうと動き出す心情を表しています。また、足下に広がるお花には不織布のマスクを使用し、マスク生活から開放される日を願う気持ちが込められています。

 制作メンバーの1人で芸術学部写真・映像メディア学科4年の木下史雄さん(九産大付属九州高校)は、「コロナの終息を願い、巫女姿で制作しました。コロナ禍で、参加してよいのか正直不安も迷いもありましたが、来場者の方から『元気になった』『ありがとう』という声を掛けていただき、制作して良かったと感じています」と話しています。

【芸術学部】

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