プロから指導を受け、クレイカーモデリングを実践!

  5月28日(火)〜30日(木)、6月25日(火)~27日(木)の6日間、芸術学部にて自動車メーカーマツダのカーモデラー4人を講師に迎え、カーデザイナーが描いたデザイン画を、クレイ(工業用粘土)を用いて3Dモデルにするクレイカーモデリングのワークショップを開催しました。 

 カーデザインの現場で実際に働くモデラーから直接指導を受けることにより、専門技術に加え、デザインに対するプロの考え方などに触れることを目的とした今回のワークショップ。芸術学部生活環境デザイン学科プロダクトデザイン専攻の1・2・3年生で、カーデザインやカーモデリングに興味を持つ学生16人が参加し、基本的なクレイの造形技術を教わり、実際にクレイモデル制作しながらマツダのデザインに対する考え方などを学びました。 

 講師として学生の指導を行ったモデラーの高梨氏は、制作のもととなるスケッチ(設計図)を見た際の考え方が重要であると説明しつつ「スケッチを見るポイントは、作り手の意図、全体のバランス、形の構成を理解することが造形のコツです」と解説。「ファーストインプレッションを大事に、手元のモデルの比率を考えながら、想像した最大限を表現してください」と学生にアドバイスしました。

 プロカーモデラーの指導のもと、参加学生はクレイを盛っては削る作業を繰り返し、さまざまな角度からフォルムを確認、何度も修正を加えながら制作に取り組みました。クレイモデラーを目指す3年の宮内遥さん(折尾高校)は「6日間のワークショップを通じて、制作についての考え方が変わり、とても新鮮でした。専門的な技術も深いところまで知れ、これからの活動にも課題が見つかりました」と感想を述べました。

【芸術学部】

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