プロカーモデラーの講義を受け、クレイカーモデリングを実践!

 5月23日(火)〜25日(木)の3日間、自動車メーカーマツダのプロカーモデラー5人を講師に迎え、カーデザイナーが描いた2Dのデザイン画を、クレイ(工業用粘土)を用いて3Dモデルにするクレイカーモデリングのワークショップを開催しました。 

 カーデザインの現場で実際に働いている人から直接に教わる実践的な学びにより、専門技術だけではなくデザインに対するプロの考え方などに触れることを目的とした今回のワークショップ。芸術学部生活環境デザイン学科の2・3年生で、カーデザインやカーモデリングに興味を持つ学生11人が受講し、基本的なクレイの造形技術を教わったうえで、実際にクレイモデル制作しながらマツダのデザインに対する考え方などを学びました。 

 モデラーの淺野氏は、見る角度によりボディラインの見え方が変わることを説明しつつ「立体の延長線上にある始点と終点を意識し、全体の形を調和していく」と解説。「失敗も大事な経験。失敗から気づき理解することが大切」と学生にアドバイスしました。プロカーモデラーの指導のもと、クレイを重ねては削り様々な角度からフォルムを確認し、何度も修正を加えた学生たち。クレイモデラーを目指し、指導の一つ一つをメモしていた3年の松本萌花さん(八代白百合学園高校)は「プロから直接指導を受けることで、その言葉や技から、造形はテクニックだけではなく、論理的思考も必要ということに気づくことができた。ワークショップに参加して、目標がより明確になった」と思いを話しました。 

 学生たちは、これから各自制作を続け、7月に再度プロカーモデラーを迎え、完成品をお披露目し講評を得る予定です。

 

【芸術学部】 

 

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