「第78回福岡県美術展覧会（県展）」において、芸術学部芸術表現学科3年の園田瑞穂さん（三池高校）が、日本画部門の最高賞である「福岡県知事賞」を受賞しました。
受賞作「ひとりじゃない」は“現代”を題材にした130cm×162cmの日本画です。柄や色味が似たフクロウが集まり擬態する様子が、周囲の意見に合わせて生きている人間のように感じたといい、自分の考えに遠慮がちになっている人に、意見が違うことは当たり前のことなので、そのままの自分でいて欲しいという思いが込められています。
園田さんは「楽しいばかりではなく、苦労したり悩んだりした時間が長かった作品でした。フクロウのサイズと配置で作品の雰囲気が変わってしまうので、沢山のパターンを試したり、先生方や友人に意見を聞いたりもしました。今回、このような大きな賞を頂けて、努力が報われたと感じました。これからも現状に満足せず、より良い作品を制作できるよう努力していきます」と語りました。
また、同じく日本画部門「福岡県教育委員会賞」には同学科4年の後藤悠介さん（博多青松高校）の作品「宿す」が、「福岡美術協会賞」には同学科4年瑞泉花楓さん（長崎日本大学高校）の作品「祈請」がそれぞれ選ばれました。
■受賞者
彫刻部門
西日本シティ財団賞 ： 山上 奏人（芸術学部芸術表現学科3年）
入選 ： 小田 紳矢（造形短期大学部造形芸術学科2年）
日本画部門
福岡県知事賞 ： 園田 瑞穂（芸術学部芸術表現学科3年）
福岡県教育委員会賞 ： 後藤 悠介（芸術学部芸術表現学科4年）
福岡美術協会賞 ： 瑞泉 花楓（芸術学部芸術表現学科4年）
入選 ： 堤 愛夏（芸術学部芸術表現学科3年）
入選 ： 山本 理子 （芸術学部芸術表現学科3年）
入選 ： 仲間 琉妃（芸術研究科博士前期課程1年）
洋画部門 入選 ： 井元 駿之介（造形短期大学部造形芸術学科2年）
彫刻部門 入選 ： 小田 紳矢（造形短期大学部造形芸術学科2年）
写真部門 入選 ： 鮎川 知奈（造形短期大学部造形芸術学科2年）
入選 ： 永重 仁（造形短期大学部造形芸術学科2年）
入選 ： 岸川 菜乙（造形短期大学部造形芸術学科2年）
【芸術学部】
