12月9日(木)、今月末に65年の歴史に幕を下ろす福岡市東区の遊園地「かしいかえんシルバニアガーデン」で最後の思い出を作ってもらおうと、芸術学部の学生が地域の子どもたちと一緒に園内の壁いっぱいに絵を描くイベントを行いました。
園を運営する西日本鉄道株式会社が企画し、芸術学部が協力を申し出て実現したもので、生活環境デザイン学科2年生の学生5人がおよそ1カ月かけて、フードコートの幅およそ10メートルの壁を使った塗り絵の下絵制作に取り組んできました。
この日は、地域の小学1年生~3年生の児童9人が集まり、一緒に筆やスポンジを使って下絵に色を塗り、シルバニアファミリーや園内の乗り物などの絵を完成させました。
参加した小学3年生の女の子は「閉園を考えると、寂しくて涙が出そうになるけれど、きれいに塗った絵の思い出もできたので嬉しいです」と話していました。
生活環境デザイン学科2年の古賀優依さん(筑陽学園高校)は「シルバニアが大好きで、子どもの頃、毎年夏休みに遊びに来た場所なので切ない気持ちです。絵と共に園が思い出として、子どもたちの記憶に残ってくれたらなと思います」と話しました。
【芸術学部】