「G20福岡」オリジナルのお福さん人形を制作

 

 6月8日(土)・9日(日)にヒルトン福岡シーホークで開催された「G20財務大臣・中央銀行総裁会議」のレセプションで、芸術学部生活環境デザイン学科の学生がデザインした参加国をモチーフにした博多人形「G20オリジナルハカタオフク」が、各国の財務大臣を出迎えました。

 同学科青木幹太教授の指導のもと、学生28人が博多の伝統工芸品である博多人形のお福さん人形を各国の国旗や民族衣装を取り入れてデザインしたもので、星条旗柄の着物に自由の女神のかんざしを付けたアメリカ合衆国や、口や鼻を覆う「ニカブ」をまとったサウジアラビアなど、29カ国等の人形を制作しました。

 アメリカ合衆国の制作に関わった2年生の川村真緒さん(浦添工業高校)は、「赤白のストライプと紺地の星という星条旗の要素を和服にどのように配置するか、苦心しました。自分のデザインが人形師さんの絵付けによりカタチとなり、製品デザインの醍醐味を味わうことができました」と語りました。

 レセプション会場では、芸術学部写真・映像メディア学科佐藤慈教授のゼミナール生が制作した、「G20オリジナルハカタオフク」の制作過程の映像も放映されました。

 芸術学部では、博多人形を現代風にアレンジする取り組みを続けており、お福さん人形については、昨年、石村萬盛堂など福岡の地元企業10社やANAやデルタ航空などの航空会社26社の人形を制作するなど、精力的に活動しています。

 関連記事>>福岡企業オリジナルの博多人形「お福さん」をデザイン

     >>航空会社オリジナルの博多人形をデザイン! 

【芸術学部】

【写真下】6月16日(日)まで開催された福岡市美術館での展示の様子

芸術学部のトップページへ