10月4日(土)開幕した「ふくおか県芸術文化祭」のオープニングフェス(天神中央公園)にて、本学芸術学部がデザインのチカラで企画に参加しました。
2回目の開催となる今年は、学生の若い発想や企画力で同世代への同イベントの訴求に力を入れたいとイベント事務局より本学へ協力依頼があり、芸術学部の学生たちが地域文化の魅力を発信する企画を展開しました。
会場の空間デザインは、生活環境デザイン学科栗田融研究室が担当。来場者の動線や視認性を考慮しながらメイン通路のブースレイアウトやブース看板の設置方法を提案しました。また、会場の一体感を生み出すことを目的に、会場中央に設置された竹を用いたアートワークと呼応するよう、竹を旗竿とした会場フラッグをデザインし、フェス全体の雰囲気づくりに貢献しました。
また、ビジュアルデザイン学科田承爀研究室と水間景子研究室の学生たちが、福岡県をテーマにしたかるた「ふくおかるた」を制作。日本のかるた発祥は、16世紀末頃の筑後の三池地方ともいわれており、福岡の魅力発信に取り組みました。5日(日)には同会場にてかるた大会を開催。9チームが参加し大いに盛り上がりました。
さらに、芸術学部の教員と学生による有志グループ「あとで」はブースを出展しグッズの販売や似顔絵作成ワークショップを開催しました。
空間デザインメンバーの生活環境デザイン学科3年の片山樹さん(九州産業大学付属九州高校)は「関係者から『路地裏をイメージさせる絶妙な通路幅とジグザグのブースレイアウトが画期的で、とても良かった』と感想を頂きました。空間デザインで来場者と出店者のアーティストの方々との距離を縮めることができ、イベントに貢献できたことを嬉しく思います」と振り返りました。
「ふくおかるた」の制作リーダーの一人、同学部ビジュアルデザイン学科1年の板垣 香凛さん(防府西高校)は「今回1、2年生合同で読み札、言葉、イラストなど企画から制作まで担当し、福岡の魅力を絵と言葉で表現しました。実際に来場者の方に体験してもらえてとても嬉しいです」と話します。
【芸術学部/産学共創・研究推進本部】