「香椎宮プロジェクト」芸術学部学生がお茶会をトータルプロデュース 

 

 9月17日(日)、香椎宮の勅使館で芸術学部ソーシャルデザイン学科の学生が企画したお抹茶とお菓子を歴史とともに楽しむお茶会「来し方の香椎を映やすお茶の会」を、裏千家茶道部のお手前により実施し地域の方々72人が参加しました。 

 香椎宮の歴史や魅力を広く社会に発信する「香椎宮プロジェクト」の一環として学生による独自のアイデアから企画されるこのお茶会は今回で5回目です。今回のお茶会は児童小説「不思議の国のアリス」のティーパーティーをモチーフに。参加者にはモチーフをあえて伝えず、会場に散りばめられたヒントからその世界観を楽しんでもらいたいという意図がありました。 

 イベントのポスター写真には、会場となる勅使館の部屋の真ん中に転がるシルクハットを配置。待合室にはチクタクと時計の秒針音が流れ、空気清浄機や提灯のデザインには、物語の世界観をイメージしたキノコや花、また物語に出てくる白ウサギが持っている懐中時計やチャシャ猫の尻尾などをあしらいました。これらは 、ちょうちん屋伊藤権次郎商店やフロム工業などの協力を得て製作したものです。

 参加した方は「近隣に住んでいながらもなかなか香椎宮に足を運ぶ機会がなかったが、今回はこのお茶会をきっかけに香椎宮を訪れた。香椎宮を身近に感じるとても良いイベントだった」「待合室からお茶会の会場まで全てのアイテムや装飾に工夫がなされていて、とても良い雰囲気の中お茶を楽しめた。来年もぜひ参加したい」と感想を述べました。 

 プロジェクトメンバー同学科2年の山田侑加子さん(佐世保東翔高校)は「視覚や聴覚、さまざまな方向から演出にこだわって取り組みました。自分達がプロデュースしたものでお客さんに喜んでもらえ嬉しいです」と語りました。 

【芸術学部】 

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