ラムネの涙プロジェクト2024 消えゆく夏の風物詩「ラムネ」と「ホタル」の未来を考えるイベントを開催

 6月1日(土)福岡県嘉麻市にて、芸術学部ソーシャルデザイン学科伊藤敬生研究室が、日本から姿を消そうとしている「ラムネ」と、絶滅の危機に瀕している「ホタル」にスポットを当てたイベント『ホタルのヒカリ ラムネのヒカリ』を開催しました。

 同研究室は、2021年にコロナ禍で多くの夏祭りが中止となり、夏の風物詩であるラムネを出荷できない製造会社をデザインの力で応援するため「ラムネの涙プロジェクト」を発足、これまで夏の時期にあわせてラムネに親しんでもらうイベント企画や商品開発を行ってきました。

 活動4年目となる今年は、ラムネ瓶の『ビー玉』に着目し、『ラムネ』に『ホタル』のイメージを掛け合わせ、瓶の中でホタルのようにビー玉が光を放つ『ホタルラムネ』を開発。遠賀川源流が見渡せる会場で、同市の間伐材で作られた「森の木琴※」による生演奏カウントダウンに合わせ参加者へ『ホタルラムネ』をお披露目しました。

 トークイベントでは、筑豊地方で自然観察指導員として活動する岸本ばった氏が、ホタルの特徴や分布、自然環境との関係について語りました。また、老舗ラムネメーカーの小松飲料株式会社(佐賀県唐津市)社長小松三郎氏、地サイダーの開発を手掛ける有限会社ウィロー(福岡市)代表浅羽雄一氏、伊藤教授が日本におけるラムネの歴史や、これまでの「ラムネの涙プロジェクト」について振り返りました。

 その後は、『ホタルラムネ』を飲みながら、本学卒業生でイラストレータ兼ウクレレ演奏者のまるやまももこ氏の演奏をBGMに源流のホタルを鑑賞し、大きな拍手と美しい光に包まれ、イベントは幕を閉じました。

イベントの様子は以下の画像をクリックするとご覧いただけます⇓

【芸術学部】

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