芸術学部ソーシャルデザイン学科伊藤敬生研究室では、コロナ禍で使用された「飛沫防止アクリルパーティション」の破棄問題と、動物の絶滅危惧種の加速度的増加という2つの社会課題にデザインの視点でアプローチする「アクリルアニマルプロジェクト『Aap(アァプ)』」に取り組んでいます。
このプロジェクトは、コロナ禍で人間の命を守り続けながら不要となった飛沫防止対策用アクリルパーティションをアップサイクルし、野生動物の命を守るための活動支援に繋げる取り組みです。
プロジェクトの第一弾として、6月24日(土)~30日(金)ミーナ天神地下1階の「&ローカルズ」(福岡市中央区)で、大学内の教室で使用した破棄予定のアクリルパーティションを使い学生5名がデザイン・制作した、絶滅危惧種の動物型チャーム15種類を販売する「ガチャリティ※」を実施しました。
1つ300円で当初の販売目標200個を大きく上回る422個を販売。集まった寄付金の76,600円は全額「日本動物園水族館協会」に寄付され、野生動物保護のために活用されます。
プロジェクトメンバーで同学科2年の野村優亜さん(松山南高校)は「自分がデザインしたチャームで、コロナ禍があってこそ今の生活があることや絶滅が危惧する動物たちの存在について考えるきっかけにしてもらいたい」と語りました。
※「ガチャリティ」・・・伊藤教授が2011年から行っている通称「ガチャガチャ」を使ったチャリティ活動
【芸術学部】