社会問題を発信するクリスマスオーナメントデザインに挑戦!

 芸術学部ソーシャルデザイン学科の学生たちが、廃棄されたプラスチックを再利用し、社会問題を訴える個性豊かなクリスマスオーナメントを制作しました。作品は、11月21日(木)から天神中央公園に設置された『Gyomo 海のクリスマスツリー』※を彩っています。

 この取り組みは、イベントなどで使用されたプラスチックのワインカップと身の回りの廃材を使い、オリジナルのクリスマスオーナメントを作り、学生それぞれが伝えたい社会問題をデザインで表現するものです。学生たちは、「森林破壊」や「海洋プラスチック問題」、「ジェンダー問題」などさまざまなテーマを社会に発信すべくコンセプトシートを作成し、廃材を使い表現しました。

 同学科4年の中西華子さん(西南学院高校)は、包装に使われた素材でオーナメントの中にクリスマスプレゼントをいくつも重ねた作品を制作し、見た目を重視した過度な包装によるごみ問題を提唱しました。中西さんは「見た目が華やかで人を惹きつけるものが、同時に環境問題を引き起こしているという課題に着目しました。廃材の活用方法を考える中で、普段捨ててしまうものがアイデア次第で新しい価値を持つことも学びました。私の作品を含むさまざまなデザインのオーナメントが社会問題を考えるきっかけになれば嬉しいです」と話します。

 「Gyomo 海のクリスマスツリー」は12月25日(水)まで、天神中央公園に設置されています。

 ぜひご覧ください。

 学生が制作した作品はコチラからもご覧いただけます。

※「Gyomo海のクリスマスツリー」:2022年に一般社団法人イドベタと、漂流ごみなどを素材にオブジェ制作を行い、環境問題の発信を行っているしばたみなみ氏のコラボにより誕生。緑色の漁網をアート作品として再生させ、作品を通じて海の豊かさと資源の大切さに気付くシンボルツリーになればという願いが込められています。

【ソーシャルデザイン学科】

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