「第21回ACジャパン広告学生賞」にて、芸術学部ビジュアルデザイン学科4年嶋田ももさん(稲築志耕館高校)の作品『推しすぎ注意!』が新聞広告部門で奨励賞を、芸術学部芸術表現学科4年舩津千輝さん(九州産業大学付属九州高等学校)の作品『暗いSDGs』がテレビCM部門で奨励賞を受賞しました。
2005年に設立された同コンテストは、若い世代が広告制作を通して公共広告への理解を深め、「公」への意識を育むことを目的とするもので、今年は「公共問題」をテーマとして、全国から新聞広告部門に過去最高の734作品(35校)、テレビCM部門に330作品(45校)の応募がありました。
嶋田さんの受賞作『推しすぎ注意!』は、推し活をテーマに、活動が日々の励みになる一方で推しすぎによる依存の危うさを表現しており、程よい距離感を大切にしてほしいという思いが込められています。
舩津さんの受賞作『暗いSDGs』は、SDGsの現状をアニメーションで表現した映像作品です。目標のデザインを崩さず、カラフルなロゴを敢えて暗くすることで目標が達成できていないことを表現しています。
嶋田さんは「何度も試行錯誤を重ね、『日々を彩る楽しいものが過剰になると依存に繋がる』というメッセージを的確にデザインへ落とし込むことができました。線引きの難しいテーマでしたが、この経験を通じて今後の制作に生かしていきたいです」と述べ、舩津さんは「知識やスキル、挑戦することの大切さを学びました。この経験を生かし、より多くの人に貢献できるよう精進していきます」と語りました。
【芸術学部】