「九州産業大学国際文化学会講演会」を開催しました

教務部

 

 

 6月20日(木)、「九州産業大学国際文化学会講演会」が実施され、専修大学法学部教授の河野真太郎氏が、「戦う姫、働く少女の生きる道~ワークフェア、愛情搾取、コミュ力をめぐって~」と題する講演を行いました。

 

 ポピュラー文化における女性のイメージを労働という切り口から分析した『戦う姫、働く少女』の著者である同氏は、『風の谷のナウシカ』や『アナと雪の女王』などのスタジオジブリのアニメーションを例に、18世紀のヨーロッパを起点とした女性解放思想である「フェミニズム」や、より融通性に富んだ生産形態である「ポスト・フォーディズム」の歴史をひもとき、時代における“戦う女性”の変遷について説明しました。

 

 講演を受けてのパネルディスカッションでは、国際文化学部国際文化学科藤田尚志教授をコーディネーターに、河野氏と経済学部経済学科萱沼美香教授人間科学部臨床心理学科伊藤弥生教授が、「ワークフェア」「愛情搾取」「労働」について議論しました。