
本学卒業生で、今年5月に本学芸術学部客員教授に就任した松尾スズキ氏と学生による共同作品制作プロジェクト「百鬼夜行」が始動しました。
本プロジェクトでは、松尾氏の世界観に触れながら、「人が心の中に抱える“毒”や違和感を、ユーモアを交えて表現する」ことをテーマに、学生一人ひとりが自身の“内なる毒”をお面として表現します。学生は「お面制作」「写真作品制作」「映像作品制作」「企画・インスタレーション」の4チームに分かれ、それぞれの専門性を生かしながら作品制作に取り組みます。完成したお面や写真、映像作品を組み合わせたインスタレーションは、今年12月から北九州市立美術館で開催される企画展「大・松尾スズキ展」で展示予定です。
9月11日(金)には松尾氏が本学に来校し、プロジェクト説明会と特別トークイベントを開催。企画展「大・松尾スズキ展」を担当する北九州市立美術館学芸員の山下理恵氏も登壇し、展覧会の見どころや学生との共同制作への期待について紹介しました。
トークイベントで松尾氏は、漫画家を志していた学生時代や演劇との出会い、その後の創作活動について紹介。自身の学生時代を振り返りながら「大学生は時間を大いに無駄遣いできる特別な時期」と述べ、効率や正解を求めるだけでなく、人との出会いや文化体験、多様な挑戦を通して感性や価値観を育むことの大切さを学生たちに伝えました。また「遠回りすることの美学」があると語り、結果を急がずにさまざまな経験を重ねてほしいとエールを送りました。その後の質疑応答では、創作活動の原動力や独自の世界観を生み出すための考え方について学生たちから多くの質問が寄せられました。
松尾氏は今回の共同制作について「学生を指導する立場というより、自分自身も学生たちから刺激を受けて成長したい」と述べ、「僕を成長させてください」という言葉とともに「気負わず、ふざけながら、『おもろいもの』を目指してほしい」と語り、学生たちの自由な発想から生まれる表現へ期待を示しました。
今後、学生たちは作品制作を進め、北九州市立美術館での展示に向けて準備を進めていきます。

【芸術学部】




