被爆樹木から「平和の音」を届ける指揮棒『ヘイワノタクト』が完成 〜ハーバード・ラドクリフ管弦楽団の日本公演で初披露〜

 芸術学部ソーシャルデザイン学科伊藤敬生研究室は、被爆樹木を題材に平和の啓発活動を行う『PIECE of PEACE(ヘイワノカケラ)』プロジェクトを展開しています。被爆80年(2025年)から始まった本プロジェクトは、「被爆樹木を通して五感で平和を体感する」をテーマに掲げています。

 今回、長崎の音楽・文化の拠点として国内外のアーティストによる演奏会や多彩な催しを支えるベネックス長崎ブリックホールとの共同企画により、被爆樹木から制作した指揮棒『ヘイワノタクト』が新たに誕生しました。

 本プロジェクトに共感し制作を担ったのは、本学芸術学部の卒業生でもある「弦楽器工房まつもと」(福岡市)の松本大輔氏です。2月19日(木)同工房行われた加工作業には、本プロジェクトメンバーの学生も同席。山王神社のクスノキ(推定樹齢500~600年)の定期管理で剪定された枝木(直径約10㎝長さ約50㎝)から約35㎝のタクトを削り出し、持ち手や先端に滑らかな丸みを出しつつ削り重心を調整。最後は手作業での丁寧な研磨と塗装で仕上げる職人の工程を見学しました。

 完成した『ヘイワノタクト』は、今年5月から「Music as Peace」をテーマに日本公演(横浜・東京・長崎・広島)を行うハーバード・ラドクリフ管弦楽団(アメリカ)のステージでデビューします。5月23日(日)の長崎公演(ベネックス長崎ブリックホール)では、ジュニアオーケストラながさき、純心中学校・女子高等学校音楽部との共演時に、平和への願いを込めて振られる予定です。

【ソーシャルデザイン学科】

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