【アクリルアニマルプロジェクト】「鈴木三郎助全広連地域広告大賞」チャレンジ部門賞受賞!

 芸術学部ソーシャルデザイン学科伊藤敬生研究室が取り組む「アクリルアニマルプロジェクト『Aap』」が、全日本広告連盟が主催する「鈴木三郎助全広連地域広告大賞」のチャレンジ部門賞を受賞しました。

 同賞は、地域の産業・経済・文化スポーツに関する広告活動を通じて、日本各地の地域活性化に貢献した優れた広告コミュニケーション活動を顕彰するもので、各地の広告協会賞受賞作品などを含む119点の応募がありました。

 Aapはコロナ禍で使用された「飛沫防止アクリルパーティション」の破棄問題と、動物の絶滅危惧種の加速度的増加という2つの社会課題にデザインの視点でアプローチするプロジェクトです。大学内の教室で使用した破棄予定のアクリルパーティションを使い、学生が絶滅危惧種の動物型チャームを制作し「ガチャリティ※」を実施。集まった寄付金を動物保護に取り組む団体に寄付しています。その他にも、オリジナルプロダクトを制作したり、ワークショップを開催したりするなど社会課題に対する啓蒙活動に取り組んでいます。

 時代のキーワードが散りばめられたプロジェクトとして「感染拡大を防いだアクリル板のその後への着目からアップサイクル施策につなげたチャレンジが秀逸」とアフターコロナにおける、ストーリーの巧みさが評価されました。

 伊藤教授は「学生たちと手がけた『ソーシャルデザイン』『コミュニケーションデザイン』の融合という研究プロジェクトが、広告コミュニケーション界における歴史ある同賞をいただき光栄に思います。また、関われた皆さまだけでなく、この受賞を通じ、目を向けるべき社会課題を広く社会に告げることができたことを大変嬉しく思います」と受賞後の感想を述べました。

※ガチャリティ:本学芸術学部教員伊藤敬生教授が2011年から行っているカプセルトイ(ガチャガチャ)を使ったチャリティ活動

関連記事≫廃棄予定のアクリルパーティションをアップサイクルし動物の命を救うガチャリティを実施

【芸術学部】

芸術学部のトップページへ