国際協力について実体験を聞く!「JICA海外協力隊セミナーin九産大」を開催

 11月26日(火)国際文化学部秋保ゼミナール主催で、将来国際機関やNGO・NPOでの就職を目指す方や国際協力に興味がある方を対象にした「JICA海外協力隊セミナーin九産大」を開催し、学生約140名が参加しました。

 本セミナーは国際協力に関心を持ち、国際機関やNGO・NPOへの就職を希望する学生などを対象に、実際に国際協力の現場で働く人から話を聞くことで、具体的な仕事内容やその背景にある社会課題を理解する機会提供を目的としています。

 九州海外協力協会赤司周平氏によるJICA海外協力隊の事業説明から始まり、続いて、南米ペルーの児童養護施設で青少年育成活動を行った岩瀬さくら氏が体験談を紹介しました。虐待や貧困で保護されている子どもたちが過ごす養護施設から「子どもたちの自己肯定感を上げる活動を企画実施してほしい」という要望を受け派遣された岩瀬氏。子どもたちに勉強や空手を教えるほか、現地大学生とNGOを立ち上げ活動の輪を広げ、子どもたちの日常に寄り添った2年間について語りました。

 質疑応答では、具体的な1日のスケジュールや派遣員として必要な専門知識などについて質問がありました。最後に、帰国後のキャリア設計についても自身の経験を交え学生にアドバイスを伝え「『あなたは一人じゃない』夢は人と共有することで実現できるのです」とメッセージを送りました。

 セミナーに参加した国際文化学部国際文化学科1年の岡野楓果さん(西彼杵高校)は「発展途上国への支援や国際協力の分野に興味があります。今日の話はとても参考になりました。これから自分が困っている人の為に自分は何ができるのか探っていこうと思います」と話し、理工学部情報科学科4年の金原瑞紀さん(筑紫女学園高校)は「海外でコミュニティ開発支援をしたいという思いからJICAの活動に興味があり、参加しました。体験談の中で、活動を通じて子どもたちそして岩瀬さん自身の心境がどう変化していったのかリアルな話を聞くことができて、自分のやりたいことがより鮮明に見えてきた気がします」と感想を述べました。

【国際文化学部】

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