地域で守ろう!「認知症声掛け訓練」を実施しました

 

 11月11日(土)、地域保健福祉課が主催する「認知症声掛け訓練(福岡工業大学内)」が実施され、東部地域大学(本学、福岡工業大学、福岡女子大学)の学生13名が和白東校区住民と、見守りや声掛けの体験を行いました。

 同訓練は、行方不明になったり、外出中に困っていたりする認知症の方に対し、地域住民が早期に気づき、優しく声を掛けられるよう訓練を行うものです。

 事前に「認知症サポーター養成講座」と「ユマニチュード®講座」を受講し、認知症に対する基礎知識を学んだ学生たちは、訓練の意義や心構え、手順などを確認し各班に分かれました。

 「帰り道が分からず、ウロウロしている」「幻覚が見えており、その場から動けない」といった設定で困っている認知症役の住人に対し、「驚かせない、急がせない、自尊心を傷つけない」の基本姿勢で声掛けを実践しました。

 参加学生は「身近に認知症の方がいないので、イメージしかなかった。実際に声を掛けてみると思ったより対応が難しく気を付けることがたくさんあることが分かった」、「実践訓練を経験できたので、実際に困っている認知症の方に出会ったときは、勇気を出して声を掛けることができそう」などの感想が寄せられ、認知症への理解が深まった様子でした。

※「ユマニチュード」は、フランスの体育学の専門家イヴ・ジネストさんとロゼット・マレスコッティさんの40年以上におよぶ病院、施設や家庭での経験から生まれたケアの技法です。これは「あなたのことを大切に思っています」ということを相手が理解できるように伝えるための技術と、その技術を使うときに考えておくべき考え方(これを「ケアの哲学」と呼びます)とでできています。「ユマニチュード」とは「人間らしくある」ことを意味するフランス語の造語です。(福岡市HPより

【学外連携課】

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