ランドセルで繋ぐ思い出の輪! ランドセル+αプロジェクト

 12月2日(土)、久留米シティプラザ(福岡県久留米市)で、造形短期大学部の学生が、子どもを対象にランドセルを背負って楽しみながら通学体験するゲームの企画と、その場でランドセルを持ち帰ることができる中古ランドセルの譲渡会「ランドセルランド」を開催しました。

 この取り組みは、本学造形短期大学部とNPO法人「次世代のチカラFUKUOKA」(福岡市中央区)が協力し開催したもので昨年度に続き2回目です。同団体が行っている中古ランドセル譲渡活動「ランドセルバンク」にさまざまな取り組みを+αすることで、必要な方にランドセルを届け、中古ランドセルに対するマインドチェンジを目的としています。今年度は久留米大学や福岡女子大学の協力を得て、より多くの方が気軽にランドセルを受け取れる仕掛けを企画しました。

 当日は、会場の入り口に130個のランドセルが展示され、子どもたちはお気に入りのランドセルを背負ってゲームに参加。ダンボールで作られた文房具を正しく収納するゲームや、交通安全について学ぶゲームなどを楽しみました。ゲームクリア後、ランドセルの持ち帰りを希望する方には、本学の学生がデザインしたオリジナル化粧箱に入れてお渡ししました。

 ランドセルを受けとった参加者から「綺麗な状態のものばかりで驚いた」「偶然立ち寄ったが、子どもがゲームに参加してランドセルを気に入り持ち帰ることにした」「大切に使ったものを引き継ぐとても良い取り組み、ぜひ続けてほしい」などの声がありました。譲渡に加え、今年はその場でのランドセルの寄付も受け付け、一日で59個のランドセルが持ち込まれました。

 プロジェクトリーダーの造形短期大学部2年石田賀琳さん(直方高校)は「寄付した方の思い出がたくさん詰まったランドセルを、私たちの取り組みを通して次の方にお渡しし、大切に引き継いでもらえたら嬉しいです」と語りました。

 「ランドセルランド」は1月21日(日)に木の葉モール橋本(福岡市西区)でも開催されます。お気軽にお立ち寄りください。

 

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【造形短期大学部】

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