食品分野の研究を後押しする最新式微生物解析システムを導入

 九州産業大学総合機器センターでは新たに「微生物迅速同定MALDITOF-MSシステム」を導入しました。同装置は最新式のMALDITOF-MSおよび微生物解析システムで構成されており、培養した微生物の種類を迅速に判別することが可能です。 

  これまで本学で年間500回を超えて利用されてきた旧型と比較すると約3倍の速度で測定・解析ができ、短時間でより多くの測定ができるようになりました。 

  3月11日(月)と12日(火)には、メーカー技術者による本学教員・学生を対象とした微生物解析の応用講習会が実施されました。始めに一般的に難しいとされている「カビ」の同定を正確に行うため、菌の培養と測定するためのタンパク質の抽出を行いました。次に、同じ菌種であっても、異なる性質をもつものを迅速に見つけ出す方法として、微生物の脂質分析に関する講習も行いました。 

 今後、微生物解析だけでなく、本学を中心に行われている新たな蛍光色素の開発やペプチドの研究など、さまざまな教育研究での活躍が期待されます。 

  九州産業大学総合機器センターはハイレベルな研究を支えるために、さまざまな分析機器や測定器を完備しています。同センターに備えられた各種機器は学外の方も利用可能です。 

  総合機器センター内の各種機器の利用を希望される方はコチラをご覧ください。 

【総合機器センター】

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