6月7日(土)に本学リカレント・リスキリング教育推進事業「観光地経営リーダー育成プログラム2025」が開講しました。
本プログラムは、持続可能な観光の発展を牽引する「観光地経営人材の育成」を目的とし、観光地全体の経営、観光地域づくりを担う人材育成のための教育プログラムです。観光分野の初心者から中級者を対象に、観光マーケティングと観光実務で頻繁に使われるデータ分析手法を実践的に学び、即戦力として活躍できる能力、ならびに観光地経営を核としたスキルの習得を目指します。
昨年に引き続き今回も自治体や観光まちづくりに取り組む団体、観光系企業の実務者が参加し、対面およびオンライン形式で受講します。
開講式では、千相哲副学長から「昨年までの参加者のフィードバックをもとに、今回は観光マーケティングの基礎から実践、さらに観光データの活用などを盛り込んだプログラムとしました。今回の受講を通じて知識とともに、皆さんの交流の幅が広がることも期待しています」と挨拶を行いました。
初回講義では、本学地域共創学部観光学科の永松毅文教授による「観光マーケティングの基礎」と、セントラルフロリダ大学ローゼンホスピタリティ経営学部テニュア付准教授で、本学地域共創学部の原忠之客員教授による「アメリカの観光マーケティングのトレンド」の講義が行われました。
永松教授は、自身の研究フィールドである大分県佐伯市を事例に、JR九州の「ななつ星in九州」で提供されている地元食材採用までの経緯と、その後の展開を成功事例として紹介。続いて原教授は世界的に圧倒的な富裕層である米国人観光客の誘致に関する海外の取り組み事例を紹介し、米国人が1週間連泊するような観光商品を企画するグループワークを実施。受講生は、福岡の隠れた観光資源を活用したアクティビティ参加型プランなどを発表し、活発なディスカッションが行われました。
【大学改革推進本部】