8月22日(月)、縦60m×横100mの巨大な世界地図(1/40万)が九州産業大学球技場いっぱいに出現しました。
地図を描いたのは、九産大工学部住居・インテリア設計学科の測量ワークショップ「伊能忠敬のようなこと」*(主宰:同学科諫見泰彦准教授)の学生25人と九産大付属九州産業高校の3年生28人。
伊能忠敬の全国測量完了200年にあたる今年、福岡で開催される日本建築学会大会の関連行事として挑戦したもので、学生たちは13ブロックに分かれ、自作した測量器具を使って炎天下7時間以上かけて描き上げました。
あいにくの強風で予定していたライトアップは中止となりましたが、完成後、学友会棟の屋上から、作業中の地上では認識できなかった巨大な地図を初めて見たメンバーからは一斉に歓声が上がりました。これだけ大きな世界地図を描いた記録は過去になく、世界最大の世界地図になると思われます。
この成果は、8月27日(土)10時00分〜12時30分に、JR博多シティ会議室(アミュプラザ10F)において公開されます。
*このワークショップは伊能忠敬が使用した「小方儀」に形・機能が似ている「アリダード」という簡易な測量器具を用いて地上に地図を描くもので、これまで各地で「ナスカの地上絵」の再現や福岡市の巨大地図(平成25年照葉小学校グラウンド)などのプロジェクトを行っており、平成26年には日本建築家協会ゴールデンキューブ特別賞を受賞するなどの高い評価を得ています。
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<撮影:ココスイメージ>