この度、九州産業大学地域共創学部観光学科が、国内では4年制大学として4校目となるTedQual認証※を取得しました。観光分野において権威ある認証を取得できたことは、これまでの本学の着実な取り組みが世界標準で評価されてきた証です。
昨年度は、文部科学省と観光庁のリカレント事業に本学観光人材育成プログラムが採択され、多くの社会人の方に受講いただき、観光産業の発展に貢献することができました。今年度も8月末から11月にかけて、社会人向けの「観光地経営リーダー育成プログラム」を実施予定です。“産学一如”を建学の理想とする本学にとって、この取り組みは非常に意義深いものです。
さらに、2021年から2030年までの中期計画で“文理芸融合のグローバル総合大学へ”をスローガンに掲げ、学問横断的な教育研究とグローバル人材の育成に向けた取り組みを加速する本学にとって、今回、国連世界観光機関（UNWTO）から認証を得られたことは、大変価値のあることです。この認証取得により、本認証を受けている世界の111大学と肩を並べ、観光教育・研究のグローバルネットワーク（交換プログラム、共同研究、国際学会等）へのさらなる参加や、UNWTO Academyとの共同プログラムの実現が可能となりました。
大学の使命は教育と研究を通じて広く社会に貢献することにありますが、本学は地域や産業と密接に関わる大学として、地域社会とのつながりをさらに強化していきたいと考えています。これから、アジア・太平洋地域を主軸とした観光学の教育と研究をリードする教育機関の一つとして、世界標準の観光分野プログラムを通じて九州各地との連携を深めつつ、教育研究の質を一層向上させ、国内外での評価を高めていきたいと考えています。
本認証取得に際し、地域の皆様および関係者の皆様には、多大なるご支援を賜りましたこと、心より御礼申し上げます。誠にありがとうございました。今後とも、本学へのご支援を何卒よろしくお願い申し上げます。
2024年6月1日
九州産業大学
学長 北島 己佐吉
※TedQual（Tourism Education Quality）：国連世界観光機構（UNWTO）の関連機関であるUNWTO ACADEMY（本部：スペイン）が実施する、観光教育機関に対する国際認証制度
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