「ターナーアワード2022」で大賞を受賞!

 大学院芸術研究科博士前期課程1年の水本了さん(自由ケ丘高校)の作品「Cigarette horse」が、ターナー色彩株式会社主催の「ターナーアワード2022」で大賞を受賞しました。“若い学生アーティストの第一歩”を応援しようと1990年に始まったこの公募展は、今年で33回目の開催です。  

 受賞作は“タバコ”の煙で“馬”を表現した116.7cm×80.3cmの作品で、タバコがもたらす解放感を馬が草原を駆ける爽快感に例えており、暗黒の荒野を背景にタバコの煙の白さを対比的に表現しています。

 審査員からは、「スナップが利いた筆勢でモチーフを表現して特長的である」、「動物とも人間とも見える奇想天外なフォルムで、作者から画題の『謎解き』を問い掛けられたようだった」と評価されました。

 水本さんは、「喫煙者ではありませんが、人間にとってのタバコの在り方を喫煙時と乗馬時の感覚になぞらえて描きました。作品制作で大切なことは、自己分析。価値観や特長、経験、可能性などを踏まえながら制作に生かし、今後も唯一無二の表現方法を模索していきたい」と語りました。

 また同コンテストでは、芸術学部芸術表現学科4年犬塚柚子ゆずさん(ヒューマンキャンパス高校)の作品「」が入選するとともに、本学が学校賞を受賞しました。

【大学院芸術研究科・芸術学部】

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