生命科学部の食品加工プラントが完成しました

 

 本学11号館1階に、企業で使用されている食品加工機器を揃えたミニチュア食品工場「食品加工プラント」が完成し、9月27日(水)、10月からの稼動を前に報道関係の方にお披露目しました。

 

 このプラントは、パンや麺の小麦製品、アイスクリーム・バターなどの乳製品のほか、かまぼこやレトルト食品の製造が可能な設備を備えており、量産試作レベルの食品製造が可能な九州の大学では唯一の施設です。

 学生は、この実際の食品工場に即した製造加工を実習することにより、製品化に欠かせない品質管理・コスト計算などの実践的な学修を実現します。

 

 また、今年度中に稼動する「食品開発ラボ」には、飲食物を食べたり飲んだりしたヒトの心理変化を脳科学的に測定する脳波計測システムや、味を計測する味覚センサーなどに加え、口腔・鼻腔内の香りの変化をリアルタイムで計測する装置を九州で初めて導入。

 最先端の香味計測が可能な国内トップレベルの食品開発研究環境を整備するとともに、福岡県工業技術センター生物食品研究所との連携のもと、地域の企業にも開放して新製品開発を支援します。

 

 これらの施設は、生命科学部食品科学コースの3年次の授業「食品製造実習」で利用する他、地域の企業との共同開発、学生サークルでの商品開発など様々な分野で活用し、将来的には九産大ブランドの食品の商品化を目指します。

 

 10月1日(日)のオープンキャンパスで、来訪者の皆さまに施設をご案内いたします。

食品加工プラントプレスリリース

工業技術センター・九産大協定プレスリリース

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